銭湯イラストレーター、enya honamiさん(@enyahonami)がお気に入りの銭湯をイラストで紹介する「えんやの銭湯イラストめぐり」。第6回は東中野駅より徒歩3分、冬はキンキンの屋外プールが有名なアクア東中野を紹介します。
アクア東中野(東京・東中野)
アクア東中野
住所:中野区東中野4−9−22
電話番号:03-5330-1126
営業時間:15時00分〜24時00分
定休日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日休)
えんやメモ
- 冬はキンキン!? 季節で温度が変わる屋外プール
- 男湯は100度近く! 熱々のコンフォートサウナ
- 湯上がり肌がしっとり。軟水を使ったお風呂
- 銭湯では珍しい浴室のテレビ
登場人物
えんや:週5日は小杉湯、週2日は他の銭湯に通う銭湯マニアイラストレーター。好きな水風呂の温度は「15度」。
ねとらぼ編集:ねとらぼ編集部の銭湯好き。
冬はキンキン!? 季節で温度が変わる屋外プール
ここは中央線沿いの銭湯としてはかなり有名ですよね。僕はライターのヨッピーさんに教えてもらって知りました。
ここはお湯の種類が豊富で交互浴が捗りますね。あと屋外プールが特徴的です。銭湯でプールが付いてるところは少ないんですよ。
プールいいですよね。お風呂や水風呂とはまた違った開放感があります。
全裸で泳げるっていうのが気持ちいいんですよ!
夏場に行ったら30度くらいあったけど、冬場は水風呂並みでものすごく気持ちよかったです。これ、温度は自然まかせなんですかね?
多分そうだと思います。自然に任せるのも季節によって楽しみがあってまた良いですね。
水風呂は水風呂でちゃんとありますしね。プールは広いのでめいっぱい体を伸ばして入れたり、全身でプカプカ浮かべたりするのが魅力です。
男湯は100度近く! 熱々のコンフォートサウナ
サウナはコンフォートサウナ(蒸発皿から出る湯気で湿度を上げるサウナ)で、女湯は男湯より温度が低めですが、湿度ムンムンでゆっくり過ごせるのが好きですね。地味なポイントですが、一段一段広めなのがうれしい。
ここも吉の湯と一緒で湿度高めですよね。男湯は100度くらいあって短時間でもドバドバ汗が出ます。
100度!! うらやましいです……! 女湯は85度なのでいつも10分以上入っていられます。
この熱いサウナの後に入る水風呂がまた最高なんですよね。
バイブラ(下から泡がゴボゴボ出るやつ)も結構キツめで、体がぎゅーってなります!
湯上がり肌がしっとり。軟水を使ったお風呂
ここは軟水を使っているのも特徴です。柔らかい感触があって、湯上がりも心なしかしっとりしている気がします。
軟水だと風呂からあがった後の肌のつっぱりが全然違いますね。
日焼け肌にもいいんじゃないかな、そういえば銭湯に行き始めてから「肌キレイになったね」ってよく言われるようになりました。
あとお湯といえばシルク風呂も良いんですよ!
ええ! 男湯はシルク風呂ない……!
しっとりと肌にしみ込む感触があってとても良いです……!
うらやましい……。とは言えここの設備の充実ぶりはすごいですね、他にも炭酸泉や露天風呂(薬湯)もあって。
スーパー銭湯並みですよね、これで町の銭湯だから驚きです。
銭湯では珍しい浴室のテレビ
そういえば、女湯って浴室にテレビあります?
付いてないです!! 男湯には付いてるんですか!?
付いてます! サウナ室に1台と、普通の浴槽のところに1台。浴槽にテレビがあるのけっこう珍しいですよね。
確かに珍しいですね。銭湯だとそしがや温泉21とクアパレス習志野くらいでしか見たことないです。映画なんかが流れていると思わず見入っちゃいますよね。
ちょっと前にサウナに入ったらジブリ映画がちょうどクライマックスで、出るに出られなくて15分くらいサウナ入ってました(笑)。
確かにジブリ映画は盛り上がりすぎてサウナから出られなくなる(笑)。
テレビはサウナ好きの間では賛否両論ありますけど、あったらあったでいいですね。
私は家にテレビがないのでサウナでちまたの動きを確認しています。あとおばちゃんたちがそのテレビを見ながらおしゃべりしいてるのを聞くのが面白いです。
男湯だとあんまりテレビの話はしてないかなあ。年配のおじさんたちが相撲で盛り上がっているのはたまに見ます。
女湯は大抵ワイドショーですよ。男湯と女湯でチャンネルの傾向が違うのも面白いですね。
作者プロフィール
塩谷歩波 honami enya/イラストレーター
1990年生まれ。東京都出身。小杉湯所属。
インテリアコーディネーターの母と描いた住宅パースから建築の道を志す。早稲田大学建築学科に入学、地方都市の研究を経て建物と人の営みについて興味を抱くようになる。2015年、住宅設計で著名な某設計事務所に就職するも、過労により身体を壊す。休職中、医師の勧めで始めた湯治から銭湯の魅力を知り、喋らずとも温かみを感じられる銭湯という場がいつしか心の支えに。設計事務所で目指していた「誰かの居場所になる建物」としての役割を、銭湯が既に担っていたことに衝撃を受け、「銭湯に恩返しがしたい」と始めた都内の銭湯図解がネットで話題となる。2017年小杉湯に転職、ポスターや店内のデザインを担当している。好きな水風呂の温度は15度。
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