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好きなテイルズを貸してやる→全部「TOR」! PS2「テイルズ オブ リバース」を40本以上所持のコレクター現る

クレアァァ×40。

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 世の中には意外なもののコレクターがいますが、TwitterにPS2用ソフト「テイルズ オブ リバース(TOR)」を40本以上並べている画像が投稿され注目を集めています。一体なぜTORなのか。TORの何に引き付けられたのか。話を聞いてみました。




テイルズ オブ リバース 1本だけPSP版



 「TOR」は2004年12月にナムコ(元バンダイナムコゲームス)が発売した、PS2用RPG。「テイルズ オブ」シリーズの第6作目で、キャラクターデザインはいのまたむつみさん。人種や民族間における共存と対立をテーマにしたストーリーと、3ラインの戦闘システムが特徴です。

 そんな「TOR」を大量に所持している画像を投稿したのは、おむる(@omlll)さん。「心優しいから新規にテイルズ何からやればいい? って聞かれたら手持ちの全部貸して好きなのを選ばせてやる」と投稿された画像には、40本以上の「TOR」(1本だけPSP版)が並んでいます。

 リプライ欄では、「リバースは名作」「想像の斜め上を行った」「1つだけPSPで哀愁漂っててワロタ」「お前(※おむるさん)そのうちの1つを誕生日プレゼントとして俺に押し付けたの今でも忘れないからな」といった声が寄せられてました。

 一体なぜこんなことになったのか。おむるさんに話を聞いてみました。

―― なぜ集めようと思ったのでしょうか。

おむる:正直覚えてないです(笑)。

 始めのうちは友人と一緒に店に入った時の悪ふざけのような感じだったんですが、いつの間にか店内で見かけると「安い、買おう」みたいな気持ちになっていました。

―― 「TOR」の魅力はどこだと思いますか。

おむる:戦闘とキャラです。戦闘はスローで派手でないものの戦略性が高く、ラインの切り替えやゲージシステムで昔の作品によくあった単調な押し合いや永久(コンボ)がなくなっています。

 キャラクターは全体的に落ち着いており、味方同士の掛け合いや敵キャラクターと対峙した時など、勢い任せで行動するのではなく付かず離れずの独特の距離感があります。

―― いくらぐらい掛かりましたか。

おむる:多分1万〜1万5000円程度しかかかってないと思います。初プレイが友人からの借り物ということもあり、1本目を買う時点で既にワゴンの常連だったので……。

―― どのように集めましたか。

おむる:地元、引越し先、旅行先などでひたすらゲームショップを回っています。ワゴンの中に並んでいるのを全部レジに持っていったら「他のお客さまの希望もありますので……」と言われ購入数を減らされたこともあります。

―― PSP版が1本だけなのはなぜでしょうか。

おむる:もともとPS2版を集めており、PSP本体を購入した時に「これでどこでもリバースができる!」と思いプレイ用に1本買いました。

 単純にPS2版の方が安価で在庫も豊富なのと、知人にネタで写真を見せる際にどちらかの機種に寄っている方がインパクトがあるなと思い収集はPS2版で続けています。

―― シリーズのなかでも賛否両論ある方のゲームだと思いますがどう思いますか。

おむる:普通のテイルズとは毛色が違うだけでなく、全体的に雰囲気が暗かったりスローテンポだったりとテイルズ作品に求められる方向とも違っているので仕方ないかなとは思います。もちろん僕のなかでも「ここはもうちょっとなんとかならなかったんだろうか……」と思う点はいくつもあります。

―― 他に好きなゲームは何かありますか。そのゲームも集めていますか。

おむる:主にアーケードゲームや同人ゲームを好んでプレイしているので、リバースのように店でひたすら集めるというのはありません。ただ、好きなゲームや音楽CDが2〜3枚ダブっているというのは結構あります。

―― 最後に一言お願いします。

おむる:システムもストーリーも万人受けしにくく、「クレアァァ!」などのせりふからネタ扱いされやすいゲームですが、このゲーム特有の部分も数多くあり、ハマると他の作品では満足出来なくなる魅力を持っています。

 未プレイの方はぜひ手にとってプレイしてみてください。僕に買われる前に。




 なお、Twitter上ではおむるさんに負けないぐらい大量の「TOR」を所持している人も現れていました。一部の人の心を強く引きつける“何か”があるタイトルなのかもしれません。



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