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南アフリカの草原。1人の男性が遠くへ棒を投げると、2匹のワンちゃんはこぞってそれを取りに走ります。ワンちゃんの好きな遊びの1つですね。
この地にある野生動物保護区「Emoya Big Cat Sanctuary」をボランティアで訪れたこの男性、クリスさんは大の猫愛好家。そこで彼はネコ科の動物であるライオンに、同じように棒を投げたらどう反応するかを見てみることにしました。
保護区にあるライオンの居住区で、ライオンの大きさに合わせて、ワンちゃんに投げた棒の何倍もの太さの棒を檻の外から投げ入れます。するとメスのライオン「セラビー」が素早く追いかけ、棒を口にくわえて取ってきます。そんなに興味を示していないオスライオンとは対照的に、興味津々! 何度も棒を取りに走ります。
その動きの速いこと! 時にはジャンプして棒をとらえようとしています。ネコ科の動物ですが、セラビーは犬と同じ習性を持っているのかも?
何度も棒をキャッチして遊んでいたセラビーですが、疲れたのか、突如遊びをやめて木に登る場面も。そんなに太くない枝に乗って休息している様子は快適そうでもないのですが、ゆさゆさと枝を揺らして楽しそうです。
しばし木の上で過ごしたセラビー、そろそろと木の上から降りてきて檻の前にいるクリスさんの目の前までやってきます。棒のキャッチがとても楽しかったので、また遊んでもらおうと思ったのでしょうか。
クリスさんは自分が始めた実験にもかかわらず、セラビーに「君は変わった猫だ!」と声をかけています。遊ぶ姿はワイルドではありましたが、どう猛で恐ろしいライオンを身近に感じられるかわいらしい印象も受けたのでした。
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これでもライオンにゃー。