ハロウィーン本番・10月31日の東京・渋谷には仮装をした人々が溢れかえっています。現地の様子をフォトレポートします。
渋谷のシンボル「ハチ公」に「祝 ハチ公君 ハロウィーン」と書かれたカボチャがプレゼントされるなど、すっかりハロウィーンムードの渋谷には、15時30分ごろから仮装をした人が増えてきました。家族で仮装を楽しむ人たちの姿も多く、日本にもすっかりハロウィーン文化が定着したと感じさせます。
渋谷のハロウィーンといえば「とにかく楽しむ!」という方が多いのですが、今年は超ハイクオリティーなジャック・スパロウにキャプテン・アメリカ、クリーチャー系仮装などガチ勢の姿が目立ちます。そんな中、目立っていたのは上半身に黒いテープを巻きつけたホットリミットなお兄さん! 本日は最低気温9度最高気温17度と非常に寒く、マフラーや手袋を身に着けている人が多い中、まさかのテープ芸です。世界よ、これが渋谷だ……!
今年の渋谷で意外と多かったのがキョンシーの仮装。カワイらしい笑顔を見せてくれたあいしゃさんとマノンさんはブルーのチャイナ服で正統派キョンシーを表現しつつ、ポップなアイメイクでハロウィーン感を演出しています。こんなかわいいキョンシーがいるとは!
白金でペイントアートの活動をしているというカタヤマケンジさん一行は「仮装をしに来たわけではなくて、僕たちはこれが普段着」とペンキがカラフルなスーツ姿で登場。さまざまな仮装姿の中びしっとオシャレスーツを決めた姿は異彩を放っていました。大人のカッコよさ、ここにあり。
世相を反映した仮装として秀逸だったのは将棋の加藤一二三先生に挑んでいたお兄さん。薄い頭髪はもちろんのこと、トレードマークでもある抜けた前歯まで再現してニッコリされると、なんだか和みます。薄目で見ればひふみんに見えなくもない完成度は素晴らしかったです!
2020年東京オリンピックを勝手に応援するアイドルユニット「ZIPANG(ジパング)」のメンバーは、黒一色の忍者姿で練り歩き、歩くたびに人だかりができる大人気でした。海外からの旅行客からも撮影をお願いされるなど、日本の魅力を発信する一端を担っていました。
最高に弾けていたのはムラサキスポーツの皆さん。ガチのサンバ衣装を身にまとった美人お姉さんを筆頭に仮面を付けた店員さんなど、とんでもない世界観をぶちかましています。「あれ、ここってスポーツ用品のお店だよね? 何をどうしてサンバなの?(混乱)」そんなこたぁどうでもいいんです、大事なのはお客さんとハロウィーンを楽しむ気持ちなんです。
昨年に比べると、仮装をした人よりも見物しに来ている人の方が圧倒的に多い印象だった今年の渋谷ハロウィーン。他府県からの報道陣も多く、その注目の高さがうかがえました。
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