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正体不明の病気により、舌が頭と同じくらいの大きさにはれ上がったクマが、獣医師のチームによって救われました。英エジンバラ大学獣医学部が報告しています。
謎の病気にかかったクマの「Nyan htoo」は、違法に売買されるところだったのを、兄弟とともにミヤンマーの修道院に救われました。救助から程なくして、Nyan htooの舌が肥大化していることが判明。2016年に余分な組織を取り除くための手術が行われましたが、再び舌がはれてしまうことに。
2017年6月には舌を引きずるほどになり、歯で舌が傷ついたり、ケージの格子に頭を載せなければ重さを支えられない事態に。そこで同大学獣医学部の獣医師など専門家のチームがミヤンマーに飛び、現地の獣医師と協力して、4時間にわたる切断手術で3キロの組織を除去しました。
診断の結果、原因は蚊が媒介する象皮病の可能性があると判明。人間がかかることはよくあるものの、ミヤンマーではクマがかかったという報告はないそうです。
国境を越えた専門家の協力で救われたNyan htoo。その後は回復し、以前よりも普通に暮らせるようになったということです。
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