中学生男子は、女子に1人だけで呼ばれたら、「この子、気があるんじゃないか?」と8割の確率で考える生き物です。同時に、勘違いしていたら怖いし、バカにされそうだし、エロって思われるのいやだし……で引け腰になって何も言えないのも、中学生男子です。
マガジンポケットではじまった百々瀬新さんの新連載『コイツ、俺のことが好きなのか?!』(百々瀬新)。タイトルだけで、むずむずする。中学生になったつもりで、「好きなのか」度数をチェックしてみましょう。
保健委員の横山くんは、同じクラスの西野さんに呼ばれて、擦りむいて血が出たひざを保健室で消毒をすることに。うん、ここまでは「好きかも」度は0ですね。
女の子の膝を手当している時、横山くんはドッキドキ。そらそうよ男子だもん。ここで一言「やっぱり…横山くんでよかった…」
ん!? いやまあ丁寧にやってくれるからってことらしいけど、その一言なに、ちょっと、なんなの。「好きかも」度30はいってね? これ誤解くらいするよね?
冷静に考えろ。そもそも保健委員とはいえ、男子だったら普通「自分でやるね」とか言わないか? そんな任せて足触らせるものか? なんかおかしくない?
このマンガ、西野さんとは今までほとんど話したことがないというのがおっかない。長い付き合いでの女の子のいたずらであれば「好きな子のこといじめちゃう」展開がイメージできます。しかしこちらは、相手の素性を何一つ知らない。なのに突然距離を詰めてきたら、錯乱もします。だまされてるんじゃないか、と身構えるかも。
その後、西野さんは血がついた足を伸ばしながら、言います。「脱がせて」(靴下を)。
これは「好きかも」度70はいきますね。いやまだわからん。「好きかも」「女王様気質かも」「保健委員にお願いしてるだけかも」の可能性は考えておかねばいけません。平常心。
でも西野さんは、追い打ちをかけてくる。
「横山くんだからだよ」
「好きかも」度98は行くでしょうこれは! さすがにこれで違うとかないでしょう! ……と言いたいところですが、ほぼ初めて話してコレってなんなんでしょう。
これから毎回、思わせぶりでこっちまでハラハラさせていただきたい。中学生のころ勘違いして死にたくなったこと思い出したい。ほんと女の子って、謎だらけだなあ。
(たまごまご)
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