コワモテ男とおっとり女子大生、片思い同士の距離感にキュンッとする イチゴ農園で生まれた恋物語「いちご漫画」(1/3 ページ)
接近しそうでしない、ウブな2人の関係性にもだえる。
Twitterで公開された、イチゴ農家で生まれた恋を描く「いちご漫画」がキュンキュンすると好評です。コワモテの三十路男と、おっとりとした性格の女子大生、対照的な2人の距離感がすごくいい。
作者は『月刊Gファンタジー』(スクウェア・エニックス)で『死神と銀の騎士』を連載していた、漫画家のイロノさん(@irono_o)。10月ごろ、学生時代に描いた少女漫画の原稿を発見し、「今描いたらどんな感じになるかな」とリメイクしたのが投稿のきっかけとのことです。
恋の始まりは、たまに見せる笑顔から
骨折で働けなくなった祖父の代わりに、イチゴ農家を手伝うことになった森谷サラ(20歳)。祖母から「手伝いに来る同業の“のりちゃん”の補助をすればいい」と説明され、農業のことは分からないなりにがんばろうと決めます。しかし、やってきた“のりちゃん”とは、アウトローなにおいを漂わせる「杉浦実(みのり)」(33歳)のことでした。サラは柔和なおじいちゃんを想像していたところに長身の男性がやってきて、その威圧感におびえてしまいます。
緊張感に震えながらもイチゴのつみ方などを覚え、働くこと数日。実がときおりのぞかせる笑顔や優しさを見て、サラの心にかすかな変化が芽生えます。特に影響を与えたのが、実からあふれる「イチゴ愛」。キーホルダーも車のハンドルカバーもイチゴ、さらには毎朝イチゴオレを手作りして持ってくるほどです。
実への印象が変わったサラは、車の運転中寒いだろうと気遣ってマフラーを贈ります。受け取った実は軽くほほえむと、感謝の言葉とともに彼女の頭をポン。子ども扱いされたと受け止めたサラは、心の中で「私は対象外かな」と……わぁ、もう恋に落ちてる。
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