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日本地図を作った伊能忠敬の偉業を追体験できるアプリ「伊能でGO」が11月に公開されました。伊能忠敬研究会およびイノペディア(InoPedia)をつくる会がAndroidとiOS向けに無料で提供しています。
このアプリは、忠敬が全国を測量したときに宿泊した場所をたどっていくスタンプラリー。日本津々浦々を測量したとあって、宿泊場所は3100カ所! なにしろ、昔の測量器具と方位磁石を頼りに、ちょっと歩く→測量→またちょっと歩く、を繰り返して全国を踏破したのだから、宿泊地も膨大になります。
アプリを開くと地図が現れ、自身のいる現在地点が青丸、忠敬が宿泊した地点が赤丸で示されます。まずは近くの赤丸エリアを目指しましょう。赤丸エリアに入ったら、エリアの中心点に。そこが忠敬がかつて宿泊した場所で、宿泊場所の半径500メートル以内に入ってアプリ内の「足跡」ボタンを押せば、1カ所クリア。到達すると、宿泊した旅籠や個人宅の名称などがでます。場所によっては、宿泊時にその地で起こった自然災害の様子が表示されることも。足跡はアカウントを作成して、保存することができ、スタンプ数のランキングも表示されます。こんなふうに日本中を旅するのは楽しそうです。
50代になってから本格的な測量をはじめて偉業を達成した伊能忠敬は、昨今ではシニア世代のヒーローにもなっているとか。そんな不屈の心をスマホアプリで疑似体験してみてはいかがでしょう。
(クラタマスミ)
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こたつの上の伊能忠敬。