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「子どもに見せたくないサイト」の対策はするべき? 悩めるお父さんたちに聞いてみた

いろいろとぶっちゃけてもらいました。

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 PC、スマホ、タブレット、携帯ゲーム機……。今やネット環境は「一家に1台」から「1人1台」に近づきつつあり、子どもたちがネット環境に触れることも珍しくなくなっています。

 一方でアダルトコンテンツや詐欺・デマサイト、生死の問題にもつながりかねない危険なサイトなど「有害サイト」の問題も増えています。こうしたサイトの閲覧を防ぐ「ペアレンタルコントロール」について、子どもを持つお父さんはどんな風に考えているのでしょうか。

 今回はそれぞれ世代の違う子どもを持つアイティメディアのお父さんたちに集まってもらい、子どものネット利用について率直な考えを聞かせてもらいました。真面目な話から「男の子ならお色気サイトくらいは……」というちょっとくだけた話まで、いろいろとぶっちゃけたトークに発展。ネット時代について考える議論のきっかけになればと思います!

参加者プロフィール

ウイルスバスター

 河本さん(50歳)。大学3年生の息子と大学1年生の娘を持つベテランパパ。アイティメディア営業のほか、「NPO法人 子育て学協会」のチャイルドファミリーコンサルタントとしての顔も持つ今回の指南役。

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 三ツ谷さん(40歳)。ねとらぼ営業担当。3歳女子、小1女子、小6男子の3児の父。子どもと一緒にスマホゲームやYouTuberの話題で盛り上がるなど、同じ目線で楽しむ教育方針。

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 加藤さん(45歳)。ねとらぼ編集長。3歳の娘を絶賛溺愛中の新米パパ。娘の誕生時は編集部員にサプライズで記事化されたことも。


最初に子どもにネット環境を与えたときってどうだった?

―― 皆さんそれぞれお子さんの年齢は違いますが、ネットの利用ってどうしてますか?

加藤:うちは3歳なんですが、まだネットはなるべく見せないようにしてますね。やっぱり外でぐずったときとかにスマホを見せると便利だと思うんですが、今のところ一緒に遊んだり絵本を見せたりすることでなんとかしてます。

三ツ谷:へー、最近だと珍しい家庭じゃないですか。

加藤:僕は見せてもいいかなあと思ったんですけど、妻が「まだいける」って言って我慢してる状態ですね(笑)。でも僕らがスマホを使っているのを見てなんとなくスワイプの真似をしたりはしてます。テレビもネットにつながっているのでリモコンをいじってYouTubeに切り替えたりすることもあって。そのうち勝手に使い方を覚えちゃうのかなあ。

三ツ谷:うちは小6の長男に2年前からKindle Fireタブレットを持たせてます。Wi-Fiしかつながらないので基本は家の中で使うだけなんですが、無料のスマホゲームをやったりYouTubeの実況動画を見て攻略法を学んだり結構使いこなしてますね。友達とLINEとかもやってて。

加藤:河本さんのお宅は2人とも大学生ですよね。スマホっていつから持たせてました?

河本:中学3年か高校1年くらいでしたね。時代的に最初はガラケーだったんですがやっぱり「スマホがほしい」と言われまして。スマホを買ってからは布団の中とかでももう肌身離さず使ってますね。

ウイルスバスター

―― そのときって不安はなかったですか?

河本:特に制限なんかはかけなかったけど、「すごい請求とかあるから使い方に気を付けるんだぞ」って話はしましたね。1回「こんなメールきたんだけど」って青い顔して画面を見せてきたことがありました。「数百万円の利用料を請求します」っていうありがちな迷惑メールだったんですけど。

三ツ谷:それエッチなサイトとか見てたんですか?(笑)

河本:特にそういうわけではなかったかな。まあ心当たりがあったら本人も隠すやろうし(笑)。「それはほっといてええから無視しろ」ってネットの詐欺なんかのことを話しました。

―― 今回はまさにそうした「子どものネット利用とセキュリティ」について聞きたいんですけど、いわゆる有害サイト対策とかって何かしてますか?

三ツ谷:PCやスマホだとできることが多すぎるのであえて機能の少ないタブレットを渡したっていうのはありますね。課金とかはできないようにしてますし、SNSとかブラウザも使えないようにしています。ほぼゲームと動画とLINE用。一番怖いのはYouTubeで変な動画を見るようにならないといいなあと。

加藤:うちはまだ小さいから大丈夫だけど、自分で操作できるようになるとそういうの気になりますよね。

三ツ谷:ちょっとエッチな動画見るくらいはいいんですよ。グロとか犯罪につながるような危険な動画は見せたくないですね。まあうちの子はチキンなのもあって、まだほとんどゲーム動画しか見ないので大丈夫だと思いますけど。

河本:子どもの履歴とか見てるの?

三ツ谷:というか僕がちょいちょい「あのYouTuber見た?」とか話振るんですよ。きれいなお姉ちゃんとか呼んでちょっとオトナな話してるようなやつ。そしたら息子が「えっ、パパあれ見てんの? エロくない?」とか言うので、あれくらいは見てるんだなーと(笑)。

加藤:まだ素直でかわいい感じですね。河本さんはどうでした?

河本:スマホは確かになんでもできるんですけど、高校生くらいになってくると変に制限をかけたほうがかえって反発したりするじゃないですか。さっきも言ったようにリスクについては伝えて、あとは「信頼してるからな」と本人の自主性に任せて使わせてました。まあひたすらスマホ見てるので長時間やりすぎる点についてはどうかなあと思ったりはしますが。

―― 32歳の僕もずっとスマホ見てるので耳が痛いですね……。

三ツ谷:うちは最初にタブレットを渡したときは21時から朝6時までは操作できないように設定してました。大きくなるにつれて徐々に解除していって。

河本:ああ、そういう使い方はいいなあ。

加藤:参考になりますね。

子どものネット利用時に気を付けていること

ウイルスバスター

―― 子どもがネットの使い方を間違えないように何か気を付けていることってありますか?

三ツ谷:うちは基本的に「なるべく多くの時間を家族一緒に過ごす」というのが奥さんの方針なんですよ。部屋も男部屋と女部屋で分けてたり、子どもがタブレットを使うときも「部屋じゃなくてリビングでやりなさい」って言ったり。僕がすぐ1人になりたがるので一番怒られるんですけど(笑)。

加藤:うちもそうですね。スマホ触ってると「またゲームやってるでしょ、やめなさい」って(笑)。

―― どっちが子どもなのかわかんないですね。

河本:子どもは子どもで独自の文化があって、「LINEの会話の終わらせ方がわからない」とかいう話もしてました。自分から終わると冷たい気がしてついだらだら会話が続いてしまうとか。

三ツ谷:これは別のお父さんに聞いた話ですけど、今クラスでもLINEのグループが2つあったりするらしいですね。クラス全員のグループのほかにあまり仲良くない人を除いたグループがあって、そっちのほうが盛り上がってるっていう。

加藤:うわあ、怖い。

三ツ谷:でもリアルでも昔からそういうのはあるじゃないですか。今はSNSとかのツールがあるというだけで人間関係が大事というのは同じなのかなと。

加藤:確かに。あとSNSは炎上など社会的なリスクもあるのでそこはしっかり教えたいですね。ネットはあくまでツールでしかなくて、危なく使おうとすればいくらでも危なく使うことはできてしまう。大事なのは使い方だと思います。

「子どもに見せたくないサイト」を子どもが見ていることに気付いたら?

―― 「ウイルスバスター for Home Network」は家族の機器ごとにペアレンタルコントロールを設定できて、例えば子どもが有害サイトにアクセスしようとするとその通知が親に届いたりもします。もしそれに気付いたらどうします?

ウイルスバスター 子どものネット利用時間を制限したり有害サイトへのアクセスをブロックできます

加藤:有害サイトといってもいろいろありますよね。

―― 例えば息子がエッチなサイトを見ようとしてた、とか。

河本:エロサイト……まあ男は見るやろ(笑)。

三ツ谷:僕も昔はよく友達と荒川に「宝物」を探しに行ったもんです。

加藤:帰ってきたらお母さんが隠してた本をそっと机の上に置いていて「あーっ!」みたいなね。

―― やっぱりお父さんだとそのへんの気持ちは共感があると(笑)。

河本:女の子だと現実の被害のほうが心配ですね。変な人に目をつけられるとか……ネットを正しく使っていてもそういうのはなかなか防げないですから。

三ツ谷:怖い……。やっぱり娘とはずっと一緒にいてあげないとダメですね。

加藤:わかる。

―― 典型的な娘を溺愛するパパだ(笑)。有害サイトというと他にも詐欺サイトやデマサイトといったものもありますが。

加藤:デマサイトは最近すごく問題になってますよね。まとめサイトとかの安易な煽りで間違った情報を信じてしまったり。大人でも騙される人がいるくらいなので、そこはあまり子どもには見せたくないかなあ。

河本:うちの子は迷惑メールをちゃんと見せてくれたからよかったけど、もしも1人で詐欺サイトの情報を鵜呑みにしたりしてたらえらいことになりかねませんからね。そこはセキュリティソフトなどで守ってあげることはもちろん、普段から対話ができる親子関係を築いておくことは大事です。

三ツ谷:うちは子どものLINEの履歴をときどき見せてもらってますよ。

加藤:それってこっそりチェックしてるってこと?

三ツ谷:いや、もっとオープンに「友達となんの話してるのか見せて」って。大体ゲームの話とかなんですが。

―― 「クラスの誰が好きなんだよー?」みたいな話をするようになったら見せてくれなくなりそうですね。

三ツ谷:確かにそろそろそうなるのかな。最近お風呂も一緒に入りたがらなくなったし。

加藤:河本さんは子離れ、親離れの経緯ってどうしてました?

河本:もちろん心配な部分とかもありましたけど、ある程度は諦めるしかないんですよ。子どもは子どもで1人の違う人格を持った人間なので、時期がきたら「お前はお前でがんばれ」と認めてあげる。親は親で自分の人生があるわけですから。

三ツ谷:反抗期とかなかったですか?

河本:ヤンチャして僕が謝りに行ったこととかもありましたよ。でもストレスとか葛藤とかいろいろなものがあったんだろうし、自分が悪いことをしたというのは本人もわかっていたんです。子どものそういうところは尊重してあげていると、「俺も一人前とされているのか、ちゃんとしないと」と思って学んでいくと思うんですよ。

もしも「危険なサイト」に子どもがアクセスしていたら?

ウイルスバスター

―― では、もしも子どもが犯罪や生死に関わるような危険なサイトを見ていたとしたらどうします?

三ツ谷:うーん……普通に考えたらさすがに監視や規制を強化したりするかも。

加藤:前提として「なんでそのサイトを見てるのか」っていうことを考えますよね。

河本:そうですね。そういうサイトに興味を持ってしまう原因を探ります。学校でいじめやストレスがないかとか、家族の対話はあるかとか。

三ツ谷:確かに僕もまず子どもに理由を聞くかなあ。

―― もちろん今のは仮の話ではありますが、ネットが普及したことで子どもが普段していることや悩みがないかといった部分が見えにくくなっていたりはしませんか?

河本:ある程度そうした変化はあるでしょうね。でも家族で会話をしたりするリアルの部分もちゃんと残っています。それがあれば大丈夫ですよ。

三ツ谷:こちらに余裕があれば子どものそういう変化って気付きますよね。こないだうちの子は「ママ」から急に「お母さん」呼びになったんですけど、なんかあいつなりに思うところがあったんだろうなと。

加藤:そういう変化を見逃さないようにしようってことですね。

河本:成長ですよね。親ってどうしても子どもに「ああせい、こうせい」って口を出したくなるんですけど、いつまでもそう言い続けると向こうもしんどいしだんだん対話してくれなくなる。親は耐えるという修行でもあるんですよ。

―― なるほど。では「ペアレンタルコントロール」の価値はどんなところにあると思いますか?

河本:セキュリティ面での安心感があるというのはやはり大きいですよ。小学生とかにはまだ見せなくていいものというのが多くあるし、そこはちゃんと制限をかけたほうがいい。

加藤:好奇心だけで変なことをしないか、というのはやっぱり心配ですよね。

三ツ谷:あと僕たちはIT企業で働いてるのでそれなりにリテラシーがありますが、今は子どものほうがネットに詳しくて親のほうがわからないって家庭もありますから。僕も子どもに置いてかれないように必死ですよ。同じゲームをやったりYouTuberを見たり。

加藤:我々だってリテラシーが高いといっても、うっかり引っかかりそうになるほど有害サイトの手口はどんどん変わっていってますし巧妙化していますからね。

河本:大人が確保できる安全は与えてあげたほうがいいですよね。中学くらいになったら本人の自立を尊重しないといけないときもくるので、そこは対話を通して判断したらいいと思います。お父さんが「そろそろええか」とこっそりオトナのサイトにアクセスできるように制限を解除してあげたりね(笑)。


 子どもを持つお父さんたちのリアルな悩み。皆さんはどう感じたでしょうか。あくまでこれはこの3人の意見ですので、皆さんも家族でよく話し合ってネットの利用の仕方を考えていってもらえればと思います。

ウイルスバスター

 「ウイルスバスター for Home Network」は1台で家庭のネットワーク環境を守るホームネットワークセキュリティ。家庭のルータにつなぐだけでネットワーク攻撃や有害サイトからホームネットワークに接続する機器をまるごと守ることができます。難しい設定は不要なので機械に弱いご両親でも安心です。

 それぞれのPCやスマホ、タブレット、ゲーム機ごとに利用状況をチェック可能で、子どもの不正サイトや有害サイトへのアクセスを防止できます。家族が安心してネットを利用できるようにセキュリティ対策をしつつ、子どもとの対話のきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

<子どものために、これ一台でできること>

  1. インターネットの利用時間を制限
  2. 危険サイトへのアクセスを通知・ブロック
  3. 指定したスマホアプリの利用を通知
  4. お子さまの帰宅を通知

提供:トレンドマイクロ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ねとらぼ編集部/掲載内容有効期限:2017年12月31日

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