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ゆうパックが各地で遅延中? Twitterで報告相次ぐ 日本郵便の見解は(2/2 ページ)

Twitterで「ゆうパックが遅延している」「現場がパンクしている」という報告が話題に。日本郵便の見解は。

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 ヤマト運輸は労働環境改善のため、10月に個人向け運賃の基本料金を引き上げ。佐川急便も続く形で11月21日に値上げを行った。ゆうパックも平均12%引き上げることを日本郵便は発表しているが、実施は2018年3月から。例えば東京−大阪間で140サイズの荷物を運んでもらうとすると、ゆうパックは1720円、ヤマト運輸は1922円、佐川急便は1923円と、現時点ではほとんどのサイズでゆうパックが最安値となっている。

 こうした経緯によりゆうパックへの依頼が増えたが、日本郵便は人員を確保できず、現場では配達がさばけなくて遅延が多発しているのでは、という意見が相次いでツイートされた。もともとゆうパックの到着に遅さを感じていたユーザーは多かったようで、納得や共感を示す声がさらに加わり、「ゆうパックが遅延している」説がより広まっていった。

日本郵便の見解 「全体的に遅延は発生していない」

 日本郵便の広報担当は、結論からすると「全国的にゆうパックに遅延は発生していない」とうわさを否定した。

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 「ゆうパックの配達量は前年に比べ、速報値で11月は25%増し、12月は20%増しほどと、確かに増えています。しかし他社の運送会社の値上げによって今年は多くなることが想定できたので、人員の配置を考慮しながら12月を迎えました。実際にエリアからエリアへの配送という“面”で捉えると、1つのエリアに荷物がとどまっているような遅延は全国的に発生していません」

 「個々の局で見ると、一部の郵便局だけ荷物の殺到や交通事情などで遅延が発生していることはあるかもしれません。全国1000局以上の状況をつぶさに見るのは難しいですが、そのような遅延が1つの局で恒常的に続いているケースはありません」

 また前提として、年末年始シーズンは例年、高速道路などの交通渋滞や航空機の貨物搭載制限の影響で、ゆうパックの配達が通常より1〜2日程度遅れが生じることがあるのだという。これについては12月15日に日本郵便の公式サイトで周知しており、ネット上で散見される「ゆうパックの到着が遅かった」という意見の多くはこちらが原因ではないかと推察していた。

 「配達量はちょうど先週がピークでしたが、特に大きな問題も発生していませんでした。配達量は少なくなっていくので、前よりもひどい状況は起きにくいと考えています」

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