ふとした瞬間のギャップにやられる……！ 「敬語が崩れちゃう系執事」の漫画がほっこり泣ける（1/3 ページ）

この執事さん、うちにも派遣してもらえませんか。

[Kikka，ねとらぼ]

　わがまま坊ちゃんと、ふとした瞬間に「敬語が崩れちゃう系執事」の漫画がpixivで公開され、話題を呼んでいます。何このカワイイ主人と従者……！

　主人公は伯爵家六男のアイザック。六男ということもあり、別邸で執事ニフロフ（愛称：ニフ）とともに暮らしているのですが、アイザック坊ちゃんはニフロフの敬語が気に入らない様子。というのもニフロフは、彼の幼馴染で昔はため口で話していたからです。

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　駄々っ子のようなアイザックに対し、「昔は昔 今は今です」「坊ちゃんももう大きくなられたのでしょう」と冷静になだめるニフロフですが、アイザックが階段を踏み外した瞬間に「ザック!!」と抱きかかえて「まったくお前は……！」「ちょっと気を抜くとすぐこれだ」と完全に素が出た状態に。その後は冷静を装って「……なんのことでしょうか」とすっとぼけていますが、何このギャップ執事！

　続く第2話では、「わたしは寝ぼけて皿を割りました」という札を首かけられているアイザック坊ちゃん。「罰として本日のお勉強はいつもの倍の量とさせていただきます」と執事と教育係を兼任するニフロフから告げられ不満顔です。ニフロフには雑務があるからと、一人で課題を片付けることになるアイザックですが、しばししてニフロフがアフタヌーンティーを手に戻ってみると案の定アイザックは机に突っ伏して眠ってしまっています。

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　「サボらないようにとあれほど――」とお小言を言いつつ、子どものころのアイザックとの思い出を振り返るニフロフ。「ぼくにつかえても なにもいいことないよ」「ぼくはろくばんめだもん」とどこか寂しそうなアイザックの姿を思い出し、「俺じゃお前の寂しさはうめられないか なあザック」と言いながら、アイザックが後ろで結んでいる髪を鼻元へ。主従もえが詰まり切ったシーンですが、次のシーンでは「さて起きなさい坊ちゃん」とアイザックの髪をぐいっと引っ張って起こすドS執事ぶりを見せつけるのでした。

　作者は鷹来タラさん。シリーズはpixivで連載中で、イケメン三男、ハロルドとその執事ウェズリーが登場する2.5話と3話、いつもはしっかりしているニフロフが風邪でダウンしてしまう4話も人気を博しているほか、1月4日には「ある少年と執事のお話」という新作48ページも投稿されています。この主従、ずっと見ておきたい……！