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プリキュアは、平均15分50秒でラスボスを倒すサラリーマン、プリキュアを語る(2/3 ページ)

あと1回でキラキラ☆プリキュアアラモードが終わるなんて悲しい……。

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プリキュアがラスボスを倒すのにかかる時間

 さて、今回自分が計測したところ、キュアホイップたち7人がエリシオを説得するまでにかかった時間は17分30秒でした。

 では歴代プリキュアシリーズにおいて、プリキュアたちがいわゆる「ラスボス」を倒すのにどれくらいの時間がかかっていたのでしょうか? ちょっと興味があったので調べてみました。

キラキラ☆プリキュアアラモード
キュアホイップたちがエリシオの説得するのには17分30秒かかりました

<条件>

  • 作品内の時間ではなく、現実の時間
  • ラスボスとプリキュアが対峙した所から計測を開始
  • ラスボスが浄化、もしくは説得されるまでの時間を計測
  • 2話にまたがる場合は、その合計時間
  • 決め技バンク、回想シーンなども込みの時間で計測

(もちろん個人での計測なので、誤差があります)


結果

キラキラ☆プリキュアアラモード

 (※「Go!プリンセスプリキュア」は最後の戦いは「クローズ戦」でしたが、あれは実質「キュアフローラvsクローズ」の戦いだと思われるので、今回は「ディスピア戦」を計測しています)。

 プリキュアがラスボスを撃破(浄化、説得含む)するのに費やされる時間は、

平均値:15分50秒
中央値:14分38秒

となりました。

 プリキュアがラスボスを倒すのには、15分前後かかるようです(ただ、標準偏差が5分24秒なので「10分26秒〜20分14秒の間に68%が入る」ことになります)

 キラキラ☆プリキュアアラモードの「17分30秒」は、平均より少し長いのですが、これはエリシオに丸ごと飲み込まれた後、地球を再構築するのに時間がかかったためです。


最も長く戦ったのは「スプラッシュスター」

 ラスボスを倒すのに最も時間がかかっていたのは「ふたりはプリキュアSplash☆Star」のvsゴーヤーン戦で、28分40秒も戦っていました。

 2話にまたがって戦いが繰り広げられ、途中、フィーリア王女が助けに来たり、太陽の泉の場所が判明したり、決め技が効かなかったり、ボロボロになってから妖精の力で満と薫がパワーアップしたり、将来の夢を語り合ったり、決め技再度を放ったり、道連れにされそうになったりと、とにかくゴーヤーンを倒すのにかなり手間取っていました。その分、ラストの満薫復活のシーンが感動しますよね。


最もあっさり倒したのは「魔法つかいプリキュア!」

 逆に、ラスボスを倒す時間が最も短かったのは「魔法つかいプリキュア!」でした。

 対デウスマスト戦。開始直後にダイヤモンドとエメラルドのミトメールで魔法陣が完成。「エクストリームレインボーサンサンジュエリーレ」を放ち、巨大化した「はーちゃん」とともに、デウスマストを圧倒。大きなピンチになることもなく途中みんなの力も借りて決め技を放ち、「混沌(こんとん)よ、あっちへ行きなさい!」で吹き飛ばします。9分22秒で片が付きました。


 しかしよく考えてみてください。

 どんなに強大で「地球を滅ぼそうとするレベルの悪い敵」も、プリキュアは30分以内には倒すことができる」のです。

 僕たちが「30分アニメ1本見ている間」に地球を救ってしまう。

 さすがはプリキュアです。心強いです。


プリキュアのラストバトルは、その1年間の集大成

 プリキュアシリーズでは製作者が「1年を通して子どもたちに最も伝えたかったこと」がラスボスへの反証を通じて描かれます。

 「絶望で世界を埋め尽くしてやる」とラスボスが主張すれば、それは「未来には夢と希望がある」ということ。

 「愛などいらない」とラスボスが主張すれば、それは「愛ある世界を作ろう」ということ。

 「大好きも大嫌いも無い世界にしてやる」ってラスボスの主張は「大好きがあふれる世界はすてき」ということ。

 キラキラ☆プリキュアアラモードでは、改心したエリシオが最後に言った、

「本当にバラバラの生き物がつながる世界を作れるというなら、見てみたいものです」
「それはとてもおいしそうな未来ですね」

というセリフに象徴されていると思います。

 ぶつかりあうこともあるけれど、世界にはいろんな大好きがあふれている。

 それぞれの個性を受け入れ、大好きを通して、みんながつながる世界を作っていこう。

 キラキラ☆プリキュアアラモードでは、最終決戦を通してそんなメッセージを子どもたちに伝えたかったのではないでしょうか?

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