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「はれのひ」社長、会見で謝罪 着物転売は否定

顧客から預かっている着物が約1200着保管されているとのこと。

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 成人式当日に着付け業者「はれのひ」と連絡が取れなくなり着物を着られなかった新成人が出た問題(関連記事)で、同社の篠崎洋一郎社長が1月26日に会見を行いました。同日、同社の破産開始が決定しています。

はれのひ 会見 会見の様子(ニコニコ生放送より)

 問題が発覚してから連絡が取れなくなっていた篠崎氏は弁護士とともに会見に出席し、「一生に一度の成人式を台無しにし、取り返しの付かない事態になってしまったのは私に全ての責任がございます」として謝罪。

 同社は急激な出店によって人件費コストなどが拡大し、2017年9月期に大幅な赤字に。売上の減少に歯止めがかからず、成人式当日の着付け費用の支払いのめどが立たずにこのような事態になったと説明しました。詐欺ではないかという質問に対しては、そのようなつもりはなかったと否定しました。

 顧客から預かっている着物が約1200着保管されていることを確認しており、同氏は顧客に返したいという意向を語りました。ネットでは着物が転売されているのではないかとのうわさも流れましたが、転売はないと否定。

はれのひ 会見 振り袖の在庫(ニコニコ生放送より)

 破産申請時の負債総額は6億3500万円となっているものの、晴れ着の購入者などに対する債務は含まれていないため最終的な負債は10億円を超える可能性があるとしています。

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