漫画家の藤河るりさんがTwitterに投稿した、「入院お役立ちグッズ」のイラストが話題になっています。
藤河るりさんがブログ「治療日記 元気になるシカ!」にて、自身の入院で役に立ったグッズをイラスト化したのが始まりです。さらに、「入院生活で『これが良いよ〜!』っていうお役立ちグッズありましたら、ぜひ書き込んでみてください」と呼び掛け、るりさんのブログにはたくさんの情報が寄せられました。
るりさんのご友人サミ〜さんが、85人分のデータをまとめて表を作成しました。それに基づき、「入院お役立ちグッズ」のイラストが描かれ、Twitterに掲載されたということです。
気になる「入院お役立ちグッズ」がこちら。
1位はなんとS字フックでした。「バッグやビニール袋などをサイドテーブルに引っ掛けられて便利」とのことで、るりさん自身も役に立ったグッズとしてあげていました。百均でも簡単に手に入れることができるS字フックですが、大きさは要確認です。小さなS字フックの場合、パイプが太くて掛けられないこともあります。
2位のウェットティッシュは、「片手で取りだせるタイプがなおベスト」とのこと。3位はタオル、ふりかけ、ミニバッグが同率です。ふりかけは病状によっては制限があるので、持ち込む前に確認しましょう。ミニバッグは荷物をまとめるほか、院内で移動する時にも使えるそうです。
そして、同率6位にデジタル時計、保温水筒、筆記用具、ペットボトルグッズがランクイン。デジタル時計は秒針の音がなく静かなのもポイントです。給湯室へ行かずに温かい飲み物が飲める、保温水筒もランクイン。温冷と2本持ちをしておくと、困らないかもしれません。ペットボトルグッズには、ふた付きストローやホルダー付きカバーがあげられています。
10位は同率でマスク、メモ帳でした。「院内は乾燥しているのでマスクは必需品」とのこと。なるほど! メモ帳は筆記用具と併用することで記録がとれるほか、部屋を一時的に空けるときに看護師さんへメモを残せるなど地味に便利なのだとか。入院しないとわからないことはたくさんあるのですね……!
データを集計したサミ〜さんは、音に気を付けて、布製の袋や風呂敷を使っている方も多いという結果を教えてくれました。体調不良のときは普段よりも音や匂いが気になるので、入院時は風呂敷が大活躍するとのこと。普段は全く気にしていないビニール袋ですが、具合が悪いときにガサガサ音がするのは不愉快かもしれません。ためになります……!
藤河るりさんは2016年9月に闘病生活をまとめたコミックエッセイ『元気になるシカ! アラフォーひとり暮らし、告知されました』を発売。今回のツイートが大きな注目を集めたことで、さらに続々と入院お役立ちグッズの情報が寄せられています。今後の人生で何かと参考になりそうです。
画像提供:藤河るりさん
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- お守りがボロボロになった理由に涙 漫画「おじいちゃんのお守り」にTwitterで感動の声集まる
電車での閲覧注意です。 - いついかなるときも妻を気遣う「心配性な夫」を描く漫画がほほえましく、やがて悲しい
心配性も、愛情の1つの形。 - ドラクエ好きのがん患者が最新作を待ち望みながら闘病―― ゲームが生きがいとなった漫画に注目
「XI」で満足せず、いつか出るかもしれない次回作を目指してほしい。 - 「こんなにも違うのか」 動物病院の対応の違いに驚く漫画に注目集まる
同じような経験をしたことがあるという反応も。 - 疲れたOLを中古の家事ロボット(おっさん)がひたすら癒す漫画に癒やされる こんなおっさんロボがほしい……
どこで売ってますか……?