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4年ぶりの同時公開に歓喜! ワレ「しんかい6500」と「よこすか」の“超スゲーところ”に肉薄すキャプテンながはまのマニアックすぎるシリーズ(4/4 ページ)

“メカメカ”成分、超多め。(写真大盛り135枚)

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「しんかい6500」「よこすか」フォトギャラリー

しんかい6500

しんかい6500 よこすか 一般公開
右舷前方に取り付けた固定式テレビカメラ
しんかい6500 よこすか 一般公開
6500mという大深度潜航に耐えたマウント部の塗装剥がれがその過酷な環境を物語っている
しんかい6500 よこすか 一般公開
7軸式右舷マニュピレータの船体取り付け部。ここにはマニュピレータ作業観察用のLED投光器も設けている
しんかい6500 よこすか 一般公開
左舷側マニピュレータもチェック。その下のかごに採集した海底のサンプルを入れる
しんかい6500 よこすか 一般公開
観察窓から船室内部をのぞく
しんかい6500 よこすか 一般公開
公開展示では船体パネルの一部をアクリル板に替えて、内部に投資した浮力材やバラスト、バッテリーを確認できるようにしていた
しんかい6500 よこすか 一般公開
黒い箱状のパーツがメインバッテリー。リチウムイオンバッテリーを油に漬けた状態で搭載している
しんかい6500 よこすか 一般公開
メインバッテリーの上に設置した耐圧カプセルの内部にはしんかい6500の主要制御基板を内蔵している
しんかい6500 よこすか 一般公開
2011年の大改装で推進システムと操船システムを大幅に変更した。推進器はそれまでのスクリュー1基の1軸方式から左右両舷に小型のスクリューを設けた2軸式に変更している
しんかい6500 よこすか 一般公開
2軸式のスクリューを後面から眺める
しんかい6500 よこすか 一般公開
船尾に設けた速度検出器。速度を図るだけでなく、自律制御を取り入れた新しい操船システムを構成するパーツでもある
しんかい6500 よこすか 一般公開
しんかい6500の船首デッキに設けた黄色い構造物は視界に聞かない深海で目の代わりに前方障害物を見つけてくれるソナーだ。その上には潮の流れを測定する流向流速計を載せている
しんかい6500 よこすか 一般公開
左に見える黄色い球状のパーツは圧縮空気を蓄えるタンクだ
しんかい6500 よこすか 一般公開
しんかい6500 よこすか 一般公開
その後ろには油圧ポンプユニットが並ぶ
しんかい6500 よこすか 一般公開

母船「よこすか」

しんかい6500 よこすか 一般公開
よこすかの前部マストと旗甲板に搭載した各種センサーや通信用アンテナ
しんかい6500 よこすか 一般公開
よこすか:前部マストと旗甲板に搭載した各種センサーや通信用アンテナ
しんかい6500 よこすか 一般公開
よこすか:後部マストにもトップの風向風速計をはじめとした多数のアンテナ類が
しんかい6500 よこすか 一般公開
よこすか:中部マストにも遠距離通信用のアンテナが
しんかい6500 よこすか 一般公開
よこすか:救命艇は左舷右舷に1隻ずつ搭載。左舷にあるオープントップの艦載艇は作業船という扱いだ
しんかい6500 よこすか 一般公開
よこすか:左舷側の船中央から後部にかけて見る
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よこすか:前甲板船首楼の背面に予備いかりを用意している
しんかい6500 よこすか 一般公開
よこすか:船にはフラッグがよく似合うねえ
しんかい6500 よこすか 一般公開
しんかい6500の接続部をアップで
しんかい6500 よこすか 一般公開
船尾から船首に向かってAフレームクレーンを見上げる。バックにあるのは後部船橋。しんかい6500の着水揚収作業ではここから操船する
しんかい6500 よこすか 一般公開
Aフレームクレーンの右舷側基部
しんかい6500 よこすか 一般公開
Aフレームクレーンの左舷側基部
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格納庫船首側には天井にガントリークレーンを設けている
しんかい6500 よこすか 一般公開
格納庫左舷側配置
しんかい6500 よこすか 一般公開
格納庫左舷側できれいにまとめた電線類
しんかい6500 よこすか 一般公開
格納庫左舷側1階に設けた工作スペース
しんかい6500 よこすか 一般公開
格納庫船尾側天面にもガントリークレーンがある
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しんかい6500の台座は底面に敷いたレールの上をウインチによって引くことで移動する
しんかい6500 よこすか 一般公開
格納庫先方に備えた台座移動用ウインチ
しんかい6500 よこすか 一般公開
台座はこのレールの上を移動する
しんかい6500 よこすか 一般公開
レールの船尾側に設けた台座けん引用ワイヤーの滑車
しんかい6500 よこすか 一般公開
よこすか:航海船橋左舷ウイングに設けた羅針盤は接岸作業時に使用する
しんかい6500 よこすか 一般公開
よこすか:水先案内人の上下船時におけるマニュアル
しんかい6500 よこすか 一般公開
よこすか:前部航海船橋左舷寄りにある機関室テレグラフコンソール(その1)
しんかい6500 よこすか 一般公開
よこすか:前部航海船橋左舷寄りにある機関室テレグラフコンソール(その2)
しんかい6500 よこすか 一般公開
よこすか:前部航海船橋左舷寄りにある機関室テレグラフコンソール(その3)
しんかい6500 よこすか 一般公開
よこすか:前部航海船橋左舷寄りにある機関室テレグラフコンソール(その4)
しんかい6500 よこすか 一般公開
一般公開,前部航海船橋左舷寄りにある機関室テレグラフコンソール(その5)
しんかい6500 よこすか 一般公開
一般公開,前部航海船橋左舷寄りにある機関室テレグラフコンソール(その6)
しんかい6500 よこすか 一般公開
主要各部へのホットライン
しんかい6500 よこすか 一般公開
汽笛吹鳴装置
しんかい6500 よこすか 一般公開
両舷前方に搭載しているスラスター制御装置(その1)
しんかい6500 よこすか 一般公開
両舷前方に搭載しているスラスター制御装置(その2)
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両舷前方に搭載しているスラスター制御装置(その3)
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自動針路維持装置「オートジャイロ」コンソール
しんかい6500 よこすか 一般公開
その右舷側、船橋ほぼ中央にあるオートパイロット装置
しんかい6500 よこすか 一般公開
オートパイロットシステム構成図
しんかい6500 よこすか 一般公開
航海船橋後方に備えた「電波航法装置」はスリムタワーデスクトップPCで構成していた。ただ、説明にGPSを使うとあるので、実質的にはGPS航法装置と思われる
しんかい6500 よこすか 一般公開
その右舷隣には外洋後悔をする船舶に必須のインマルサット通信装置とMF/HF無線通信装置があった
しんかい6500 よこすか 一般公開
昔ながらの針路指示板と傾斜計
しんかい6500 よこすか 一般公開
アナログ的手法で自船位置の算出に不可欠な船内時計と舷灯操作盤
しんかい6500 よこすか 一般公開
しんかい6500の着水揚収作業で必要になる船体傾き操作のために砕氷船で搭載する例が多い「ヒーリングタンク」の操作パネルを備えている。タンクに注水排水することで船体を傾けることが可能だ
しんかい6500 よこすか 一般公開
ヒーリングタンク喫水指示器
しんかい6500 よこすか 一般公開
操舵機警報盤
しんかい6500 よこすか 一般公開
レーダーコンソールは2基備える
しんかい6500 よこすか 一般公開
デジタル航海機器を備える一方で、昔ながらに「海図台に広げた海図に三角定規とディバイダーで作図して船位と速度を求めて針路を決定する」という作業も日常的に行っているという
しんかい6500 よこすか 一般公開
天暦表に潮汐表に航海日誌に各種タンク管理ノートとアナログなデータ管理は今でも不可欠なのが船の世界だ
しんかい6500 よこすか 一般公開
そして金毘羅さん
しんかい6500 よこすか 一般公開
船長専用シートを航海船橋の右舷端に設けるのも船の伝統(船では右舷側が格上)
しんかい6500 よこすか 一般公開
操船で重要な舵角計に傾斜計、風向風速計、そして、よこすかならではの推進器翼角計、要するに可変スクリュー翼のピッチ計が見やすい船橋窓上部に掲げてある
しんかい6500 よこすか 一般公開
当然ながらAISも搭載している(テキスト表示だけれど)
しんかい6500 よこすか 一般公開
航海前部船橋と総合指令室のすぐそばにある小部屋はパントリーとして簡単な温め物ができる流しになっている
しんかい6500 よこすか 一般公開
航海前部船橋の下層甲板は会議室と船側士官と潜水チーム幹部の居住区になっている。船側士官居住区は右舷、潜水チーム幹部居住区は左舷ときれいに分かれているのが興味深い
しんかい6500 よこすか 一般公開
士官/幹部居住区の最前部に会議室がある
しんかい6500 よこすか 一般公開
さらにさらにその下層の上甲板に士官食堂、乗員食堂、料理室といった厨房食堂施設と研究室、ダイバー準備室といった研究調査用施設を備えている
しんかい6500 よこすか 一般公開
士官食堂の隣接して士官用サロンも用意している
しんかい6500 よこすか 一般公開
上甲板に備えた消火用ホース
しんかい6500 よこすか 一般公開
ラボラトリーは研究者用ワークスペースだが、公開日には長期航海船舶の伝統芸である「花毛布」(毛布を折り紙のように折りたたむ技。本来客船で使うこの技をよこすかでも受け伝えている
しんかい6500 よこすか 一般公開
上甲板で航海船橋と居住区、研究施設のエリアからしんかい6500の格納庫、着水揚収の作業甲板へとつながっている


しんかい6500 よこすか 一般公開
来場者を最初に出迎えるのが朽ち果てようとしているしんかい6500。えっ? こんなにボロボロなの? と勘違いしそうになるが、これは着水揚収訓練用のダミーユニットである
しんかい6500 よこすか 一般公開
その脇にある、こちらも朽ち果てそうなユニットは水中住居がブームだった1970年代に実際に居住実験で使用した「シートピア」の実物。これも立派な技術遺産といっていいだろう

長浜和也

 IT記者は仮の姿で本業は船長(自称)。小型帆船を三浦半島の先っちょに係留する“一人旅”セイラー。伊豆諸島を旅するため、学連経験やクルー修行をすっとばして、いきなり1級船舶免許を取得してヨットに乗りはじめて早20年。かつて船で使うデジタルガジェットを紹介する不定期連載も。

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