2017年に発売されたヤマハ「MT-10」をベースに、“時”をテーマにしたデザインでドラッグレース向けに改造したワンオフマシンが、海外のクリエイターたちによって作り上げられました。
その名も「TEMPUS FURY」。中二病っぽいですが、それがまたかっこいい。
「TEMPUS FURY」の制作は海外で熱狂的なファンを獲得しているカスタムショップ「Son of Time」がコアとなり、オランダの時計ブランド「TW Steel」、クリエイター集団「Goblin Works Garage」など、複数のブランドからクリエイターたちが参加。
マシンのデザインは「TW Steel」が手がける時計がモチーフで、フロントフォークを覆うカバーは時計の文字盤を表現しています。タンクやカウルにも歯車がうっすらと浮かびあがる「時」をつかさどるバイクに相応しいビジュアルに仕上げられています。
ベースとなったMT-10はノーマルでも十分にパワフルな走りを見せるスペックですが、今回はドラッグレース仕様のカスタマイズということで、オーストラリアのカスタムパーツメーカー「Extreme Creations」から特別仕様のターボキットを手に入れ、最高出力210馬力というハイパワーを発揮します。
さらにハンドルやグリップなどにはカスタムパーツ・メーカー「Rizoma」が協力。シートをシングルタイプの短いものに、ホイールはカーボン製に変更されるなどの軽量化が図られています。
速さだけでなく、デザインも追求された最高にクールなマシン「TEMPUS FURY」は実際にレースへ参戦したほか、ドラッグレース場でのテストラン、開発スタッフによる解説や制作中の様子などをまとめた映像がYouTubeにアップされています。
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