サンスター文具による第23回「文房具アイデアコンテスト」の結果が発表され、一般から応募された中からさまざまなタイプの受賞作品が公式サイトで公開されています。どれも発想がすごい。
グランプリに輝いたのは山下大地さんの「小口の付箋(ふせん)」で、小口染め加工により付箋の断面に色を付けることで、本から飛び出ないように貼ることが可能に。粘着面以外は半透明になっているため本文を消すこともなく、キレイな形で目印をつけられます。
続く優秀賞では、チューブの反対側から糊(のり)が出ることで真っ直ぐにも細かくも塗れる、逆転の発想から生まれた「RINO」(原田一穂さん)。長さがB5のノートぴったりで気持ちのいい「B5定規」(眞保賢一さん)。対象の色をピンポイントで観察できる「穴の開いた配色カード」(原脩造さん、山田龍平さん)。そして、封筒に印刷された柄に合わせて折るとキレイに三等分できる「A4をぴったり3つ折りできる封筒」(小井沼桃さん、松本笑子さん)の4つが選ばれています。
この他にも実用性の高いものから、創造力を与えてくれそうなもの、デザイン性が優れているものなど、驚かされる作品が公開されています。いずれも同社がアイデアのイラストを元にモックを作成しており、どれも商品化しておかしくないような完成度となっています。
また中学生以下のジュニア部門でも、柔軟な想像力で生まれた魅力的な作品がずらり。グランプリでは、水槽のようなデザインが施されたクリアブルーな透明なビニール製のペンケースに、水草デザインの鉛筆や金魚の消しゴムなどを入れることで、ペンケースを変化の楽しめる水槽にした「金魚リウムペンケース」(築地彩さん)が選ばれ、審査員からも「世界観がもうカンペキ!」と絶賛の声が上がっています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 文房具を超リアルにミニチュア化した「文具ガチャ」が誕生 よく使ってたあのアイテムたちに心がワクワク
子どものころに使ってた鉛筆削器が懐かしい。 - クリップ、誕生100年で初めて「軽く開けるように」改良 なぜこのタイミング? 「固いのが不便という自覚なかった」
固定概念を覆す、世界初の改良――開発したプラスに取材した。 - 「ハンコはここへ」が一目で分かる 輪っかがついた「マルするふせん」が便利そう
手帳やカレンダーに使っても。 - 思わずパクッといっちゃいそう リアルでかわいい「食パンノート」 ヴィレヴァン通販に登場
クッキーや果物バージョンもあります。 - サクラクレパス公式がおしゃれ写真配布 「スマホの待ち受けとして女性社員に好評なので使ってください」
クレパス好きにはたまらない。