よく「人は見た目で判断しちゃいけない」なんて言われたりしますが、実際には見た目で判断してしまうこともしばしば。……でも、やっぱり見た目じゃ判断しちゃいけないのかも、と思える漫画「通りがかりにワンポイントアドバイスしていくタイプのヤンキー」が話題になっています。
作者はガンガンONLINEで『幻想グルメ』を連載中のおつじ(@otj024)さん。
漫画は男の子とお母さんがスーパーから出てくる場面から始まります。お母さんは誰かと電話をしていて、ソフトクリームを持った男の子が一足先に走って出てきました。お母さんが「たっくん、走らないで」というや否や、たっくんは誰かにぶつかってしまい、手に持っていたソフトクリームがその人の服に! お母さんは「ヤダっすみません!」と謝るものの、同時に「やば…」と感じます。
それもそのはず、そこに立っていたのは恐ろしい空気をまとったヤンキーだったのです。「よりにもよって、ヤンキーのパンツに」と焦るお母さん。たっくんは恐怖におびえながらも「ご…ごめんなさ…」と謝ると、ヤンキーの手がたっくんの頭に伸びます。思わず「たっくん…!」と声が漏れるお母さん。
するとヤンキーは、たっくんの頭をなでながら「ちゃんと謝れるの偉いね。大丈夫。犬の柄が入ってかっこ良くなった。白の生地で寂しかったからちょうどいい」と服についたアイスクリームが犬の形をしていることを伝えながら、フォローをしてくれました。
お母さんが「優しっ!」と思ったところに、ヤンキーは「それと、お母さん…」と話しかけてきます。「そうよね、クリーニング代を…」と思うお母さんに「肉揉みこむときに、この子の小指ほどのわさびを足してみたら、いいかもしれないっす」とひとこと。なんと手に持っていたビニール袋の中身を見て、唐揚げのアドバイスまでしてくれました!
夕食時に「今日の味付け、なんかさっぱりしててイケるね!」とお父さん。ヤンキーのワンポイントアドバイスのおかげで、夏の唐揚げさっぱり作戦は大成功。その頃、ヤンキーは「『ズボンがアイス食っちまった』の方が良かったかな…?」とたっくんへのフォローを反省していたのでした。
この漫画には「かわいい〜〜〜優しい世界〜〜〜」「世のヤンキーがみんなこうだったら…ああ!こうだったなら!!」という反応や、最後のセリフが漫画「ワンピース」のスモーカーさんをほうふつさせることから「ラストスモーカー大佐で草」「このヤンキー、ワンピース大好き説」といった反応も集まっています。
アイスをつけてしまったことを謝れたたっくんも偉いし、小さい子にも分かりやすい言葉でフォローしてくれたヤンキーもすてき。ああ、優しい世界しかない。みんなこんな対応ができたら、真の平和な世界が誕生するに違いありません。ヤンキーはこのことを教訓にして、さらに優しさの高みを目指していきそうですね!
画像提供:おつじ(@otj024)さん
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