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ドワンゴが3月に始動した企画「人工知能募金 -あなたの募金を増やします-」の結果が発表されました(関連記事)。独自の競馬予測AI「Mamba」の予測をもとに馬券を購入し続けた結果、4〜6月のレースでの通算回収率は135.13%に。最終的に58万990円の収益が出たとのことです。
同企画のコンセプトは、ユーザーから集めた募金をもとに競馬に挑み、収益を寄付するもの。他人のお金で馬券を購入するのはノミ行為に該当するため、寄付金の同額をドワンゴが用意して馬券を購入し、的中による収益と元の寄付金を全て寄付する仕組みをとっていました。
集まった寄付金は総額49万3100円。AIによる運用で増えた分と合わせて、107万4090円が「どうぶつ基金」「ばんえい振興基金」「吉備高原サラブリトレーニング」に寄付されることになりました。
月ごとの予測結果を見ていくと、本格的な運用を開始したばかりの4月は回収率86.4%の赤字に。しかし、Mambaの調整が進んだ5月と6月は万馬券を的中させ、それぞれ137%・153.4%の回収率を記録して精度の高さを実証しました。ドワンゴは同企画で得たデータや知見が、ビッグデータを活用した未来予測に貢献すると期待を寄せています。
(沓澤真二)
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リリース後からアクティブユーザーは増え続けているとのこと。