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Twitterが、フォロワー数のカウントからロック(一時的な制限)のかかったアカウントを除外するよう、仕様を変更しました。
ロックはツイートやリツイート、「いいね」ができなくなる制裁。凍結とは異なり、運営が求める確認にユーザーが応えれば解除されます。ロック対象となるケースは、「長期間活動の形跡がない」「パスワードの流用などが理由で乗っ取られる危険性がある」など。つまり今回の措置は、挙動が不審、あるいは実体のないアカウントによる水増しを防ぐのが狙いと考えられます。
この影響により、各ユーザーのフォロワー数は平均で4アカウント程度減り、一部のユーザーではそれ以上が減少する見込み。同社はフォロワー数をより正確に(実効的な数字に)することが、「健全な会話の信頼につながる」としています。
発表を受けて、シャープ公式アカウントは「後学のために『どれくらいフォロワー数が減ったか』を公開しませんか」と、企業アカウントへ呼びかけました。するとタカラトミーや井村屋、DMM.comなど多くの企業が応え、その時点でのフォロワー数を記録しています。
シャープには「プロモーションや懸賞で増えたフォロワーの実態把握や、近年の広告アドフラウド問題にも役立つ」との目算があり、Twitter Japanにも研究や検証へ協力する姿勢を見せています。
(沓澤真二)
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