気が付けば、どんどんいろいろなことができるようになっていく我が子。特に乳幼児期の成長のスピードは目を見張るものがありますね。日々、使う服もおもちゃも、どんどん変化していきます。そんな子どもの成長を感じるからこそ、もう使わなくなった子ども用品が捨てられない、という育児イラストに思わずホロッとしてしまいます。
イラストを投稿したのはコミックエッセイ『育児は続くよどこまでも…』が発売中のはちや(@hatiyamaru)さん。はちやさんは先日「もう3歳になった息子には小さくなっていた」ため、子ども用のジャングルジムを解体し、撤去したのだそうです。片付けの間、息子さんはさみしそうにしていたといいます。
このジャングルジムを設置したのは、息子さんが1歳を過ぎた頃。とてもとても喜んで、いちばん高い段にのぼって雄たけびをあげていたのを覚えているといいます。はちやさんにとっても、思い出深いジャングルジムです。
今は、代わりに収納ボックス付きの階段ダンスがあり、息子さんは最上段はまだ怖いので登れないのだそうです。でも、きっともうすぐ登頂するだろうと、はちやさんは思っています。
よく相撲をとっていた馬のおもちゃ、コロコロと音がするフェルトのボール。気がついたら、赤ちゃんの頃に遊んでいたあのおもちゃたちは、もうほとんど子ども部屋に残っていません。息子さんがはちやさんの後を追うときは、いつもディーバイクでした。息子さんがこれに乗って「かか・かか」と追いかけてきたのは、ついこの間だったのに。
「わりと何でも捨てられる性格だ」と自分では思っていたという、はちやさん。でも、息子さんが赤ちゃんの時によく遊んでいたものを見ると、捨ててしまうと赤ちゃんだったころを忘れてしまいそうなので、いろいろなものが捨てられないでいるのだそうです。
もう着ない、使わないと分かっているのに、捨てられないもの。いつか子どもに見せたい、大人になったら話をしてあげよう、そうやって、子どものものは、思い出とともに増え続けていくものなんですね。どの時代の「お母さん」も、同じような思いを胸に、私たちを育ててくれたのかもしれません。
はちやさんは、フォロワーが3万7000人近くもいる人気インスタグラマーでもあります。Instagramでも育児漫画やイラストを公開中です。
画像提供:はちや(@hatiyamaru)さん
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