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くぉ〜ぶつかる〜!! ハンドルを左に! 自動運転を搭載した「マスタング」ヒルクライムに挑戦、ふらふら蛇行運転で危うく事故(1/2 ページ)
ドライバーがいなかったら事故ってた。
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7月12日から15日にかけて英国で開催されたモータースポーツの祭典「グッドウッド・フェスティバル」で、自動運転システムを搭載したフォード「マスタング」がヒルクライムに挑戦。左右に大きく蛇行したふらふら運転を披露するも、無事に完走しました。
このマスタングは英国のクランフィールド大学とドイツに拠点を構える多国籍企業「シーメンス」が共同開発したもので、ベースとなっているのは1965年製のマスタング。事前にスキャンした走行ルートを3Dマップ化して記憶させ、位置情報を元にトラッキングするという方法で自動運転システムを構築しており、マスタングはレーススタートの合図で勢いよく飛び出していきました。
スタート直後から不安定な姿勢を見せるマスタング。右へ左へふらふらと蛇行する危なっかしい走りで観客の視線を集める中、スーッと吸い込まれるように枯れ草で作られたウォールに向かっていきました。
あわや激突というところで、もしものために乗り込んだドライバーがハンドルを握り、手動コントロールで事故を回避。その後は快調にコースを走り、ドライバーがハンドルを握ってコントロールする場面が多かったものの、なんとか完走。まだまだ未熟なシステムですが、今後のさらなる研究による発展に期待したいですね。
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