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象にピアノを弾いて聴かせるピアニストの映像がYouTubeで話題となっています。
キャプション
タイにある象の保護区「Elephant World」にピアノを持ち込み、演奏を始めるピアニストのPaul Bartonさん。今日の観客は80歳を超える老齢のメスの象Ampanです。
Paulさんがドビュッシーの「月の光」を弾きはじめると、音に合わせるかのようにAmpanは耳をパタパタと前後にはためかせます。音楽を心地よく感じているようです。
美しいピアノの音色に、Ampanは次第に耳だけでなく、鼻をゆらゆらさせたり目をパチパチさせたりとリズムを刻みます。彼女は片方の目は失明しており、もう片方の目もほとんど見えないそうです。そんな暗闇の世界を生きる彼女の心に一筋の光を、とPaulさんはこの曲を選曲したのかもしれません。
ピアニストのPaulさんは、以前からこの保護区で象たちのためにピアノを持ち込み、弾いて聴かせています。この保護区の象の中には元の飼い主に傷つけられたり、働き手として使えなくなって捨てられてしまった悲しい過去を持っている者も少なくありません。その傷ついた象たちの心を、音楽の持つ癒やしの力で少しでも楽にしてあげたいとPaulさんはピアノを弾きます。
そんなPaulさんの優しさが伝わっているからでしょう。この保護区の象たちは演奏がはじまると体を揺らしたり、エサを食べるのをやめて聞き入ったりと、音楽にもPaulさん自身にも親しみを持っているそうです。これからもすてきな音色と優しい心で象たちを癒やしてほしいですね。
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