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うぉぉ和製メッサー「飛燕」日本にここだけ!! 飛行機&戦ゲー好きの聖地「かかみがはら博物館」へ行ってみた(2/3 ページ)

日本最大級、航空と宇宙を同時に体験できる博物館。航空機の魅力にたっぷり浸れます。【写真46枚】

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2階は「宇宙関係」の展示に 「きぼう」の実寸大模型がすごい

 展示はまだまだ続きます。博物館の2階は「宇宙」コーナーとして、日本と世界各国が行ってきた宇宙への取り組みを学べます。

 見どころは国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の実寸大模型です。国際宇宙ステーションは地上から約400キロの上空を時速約2万7700キロで飛行する有人施設。モジュール化されたこんな巨大な物体をいくつも連ねて構成してあります。

外観 再現された「きぼう」外観

 博物館では、このきぼうの中へ実際に入ることもできます。配置されている実験用の冷蔵庫や細胞培養装置などを見学できました。

 ほぼ宇宙空間であるISSでは、重力も地球のように働かないのでそのままではフワフワと浮かんでしまいます。そのためきぼうでは定められた仕様の「青い取っ手」を設けています。実験時にこの取っ手をつかんだり、足に引っ掛けたりして体を固定するのだそうです。

 これは室内のPCをちょっと操作するときもそうです。PCデスクの下にはなぜか「ゲタ」があります。これで足を固定しておかないと「キーボードを押した反動で身体が浮いてしまう」のだそうです。固定せずに「カタカタ、ターン!」なんて調子に乗ったらやばいことになりそうだな……。ほぼ無重力、普段は想像しにくいのですが、このように分かりやすく説明してくれるとちょっと分かった気になれます。

ハンドル きぼう内の要所に装備されている青い固定ハンドル

パソコン PC操作時は、机下のゲタに足を入れて、浮かないように固定して作業する

 このほか、博物館ではイベント講演や学芸員による機体説明、そして体験講座などが随時実施されています。今回の取材時に行われていたのは「水ロケット製作教室」でした。親子みんな楽しそう。


水ロケット 「水ロケット教室」。皆さん説明に聞き入っています
航空シミュレーター 超リアルな「フライトシミュレーター」も大人気。この日は「1時間待ち」でした

ふるさと納税にも「飛燕」!

 館内を見回った後は「ミュージアムショップ」も欠かさずにチェックしましょう。展示機のプラモデルや宇宙服をモチーフにした未来的デザインの服など、航空機と宇宙にちなんだグッズを購入できます。特に「宇宙食」はおみやげにバッチリかも。ホンモノの宇宙食と同じ製法で作られたという“宇宙食”を販売しています。缶詰パン「スペースブレット」は実際にスペースシャトルでも食べられたものだそうです。食べれば宇宙飛行士の気分に。缶詰なのでかなり日持ちするのもいいですよ。

グッズ おみやげもたくさん

宇宙食 宇宙食「スペースフード」「スペースブレット」も売っていた。

 ちなみに博物館のある岐阜県各務原市は、ふるさと納税の返礼品にも「飛燕グッズ」を用意するほどに気合いが入っています。寄付額1万円の「飛燕グッズ(3点セット)」から、同35万円以上の「1/24 飛燕の木製模型」まであります。こんな形でかかみがはら航空宇宙博物館を応援することもできるのですね。

宇宙食 各務原市のふるさと納税、35万円以上(!)の寄付でもらえる返礼品「飛燕の模型

 さらに2018年11月18日には博物館となりの航空自衛隊岐阜基地で「岐阜基地航空祭」が行われます。当日はブルーインパルスによるデモ飛行が予定されています。これは、博物館にある「T-2」と合わせてブルーインパルスの新旧機を同時にチェックできるぜいたくな機会! 皆さんも行ってみてはいかがでしょうか。


博物館 航空機好きにはとってもオススメ

「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」

  • Webサイト:http://www.sorahaku.net/
  • 開館時間:平日10時〜17時(最終入館16時30分)、土日祝10時〜18時(最終入館17時30分)
  • 所在地: 岐阜県各務原市下切町5丁目1番地
  • 休館日:毎月第1火曜日、年末年始(12月28日〜1月2日)
  • 料金:大人800円 60歳以上・高校生500円 中学生以下無料、年間パスポート大人2000円、60歳以上・高校生1300円

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