超高級車メーカーのロールス・ロイス・モーターカーズ(以下、ロールス・ロイス)が「モントレー・カー・ウィーク」に出展し、ウルトラ高級SUV(スポーツタイプ多目的車)「カリナン」(関連記事)や、オーダーメイドの特別仕様車などを展示しました。
モントレー・カー・ウィークは、毎年8月に米国カリフォルニア州で開催されている大規模な自動車イベント。世界各国の優雅なクルマが集まるイベントとして知られる「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」をはじめとして、特にぶっ飛び仕様の富裕層向け車種が集まるイベントとされています。
ロールス・ロイスは今回のイベントに合わせて、カリフォルニアの空と海をイメージしたという鮮やかな新色「Quail Blue」が映える、3台の特別車「The Paradiso Collection」を製作しました。3台はそれぞれ、ゴースト、レイス、ドーンの3車種をベースとしており、標準仕様の価格から単純計算しても、これだけで1台1億円は下らないようです。
オーダーメイドに近い受注生産を基本としているロールス・ロイスにとって、富裕層の集まるペブルビーチは「どんなクルマをオーダーできるのか。どこまで“オレ好み”にできるのか」というイメージをつかんでもらう絶好の機会といえます。
The Paradiso Collectionのほかにも、星雲をイメージした「Nebula Collection」や、若い顧客層をターゲットとした「Black Badge」シリーズ、米国の企業家で超絶コレクターとして知られるマイケル・フックス(Michael Fux)氏のために作られた「Phantom in Fuxia」など、いずれもため息が出る垂涎の一品です。
中でも力を入れたのは、2018年5月に発表した新型SUVのカリナンです。それぞれ異なる仕様で仕上げた4台の特別カリナンを披露しました。はぁぁ、しかし全部で一体いくらになるなのでしょう。すごい世界があるものですね。
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高級すぎるぜ。