フィリピンのベンチャー企業「TRYDENT」が、ホンダマリーンのエンジンを搭載したヴィンテージデザインの水上バイク「Mantra」を発表。クラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」でプロダクトページを公開して、発売に向けて動き出しました。
Mantraの特徴はなんといってもコウモリを連想させる独特なウイングを持つシルエット。ブラックで統一された姿はアメコミヒーロー「バットマン」が操るマシンのようなクールな印象を与えます。
メーターやスイッチなどが配置された正面のパネルは木目が美しいウッドパネルが採用されており、先進的な外見とは逆にモダンな印象を与えるデザインとなっています。これはヴィンテージカーやレーシングボートにインスパイアされたもので、TRYDENTの強いこだわりを感じさせるポイントとなっています。
エンジンはホンダマリンの汎用エンジン「GX390」を搭載しており、時速80キロ以上のスピードを発揮します。独特なウイングは流体力学に基づいた構造となっており、高速度域でも高い安定性が確保されているとのこと。
旋回性能もかなり高く、ウイングを水面に押し付けるようにして水上を滑る「ドリフト」スタイルのコーナリングが楽しめるので、マリンスポーツやレジャーが好きなユーザーにはとても魅力的に見えるでしょう。YouTubeにはプレローンチ映像が公開されており、実際にMantraが水上を走る様子から、旋回やドリフトを披露しています。
Mantraの販売価格は7000ドル(約78万円)を予定しているようで、クラウドファンディング「INDIEGOGO」にて近日中に申し込み受付がスタートする予定。数量限定で50%オフ(3500ドル/約39万円)となるローンチ記念割引セールを実施すると予告しています。
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