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ヤマハ発動機は、大型3輪バイク「NIKEN(ナイケン)」を受注生産で発売すると発表しました。発売日は未定で、9月13日から予約を受け付けています。
NIKENは前2輪、後1輪の3輪バイク。2015年発表のコンセプトバイク「MWT-9」の市販版となり、発売中の3輪スクーター「トリシティ」と同様に3輪バイクでありながら2輪のような感覚でコーナリングが楽しめる「LMWテクノロジー」が搭載されています。
3輪バイクでは「3つのタイヤがあるから倒れにくい」という安定性や乗りやすさを前面に出した車種が多いですが、NIKENやトリシティでは車体を傾けると2つの前輪が連動して動く仕組みとなっており、あえてスタンド無しでは自立しない構造とすることで、通常のバイクのように車体をバンクさせて曲がれるスポーツ走行の楽しさと3輪ならではの走行安定性を両立しました。
特徴的なフロントタイヤ以外の部分に目を向けると、大型ネイキッドバイク「MT-09」と共通の849cc直列3気筒エンジンが搭載され、最大116馬力を出力。アシストスリッパークラッチやクイックシフター、3つのエンジン特性を選べる走行モード切り替え機能「D-MODE」、トラクションコントロールシステムのほか、長距離のツーリングを考慮した高速道路などで役立つクルーズコントロールシステムなどが搭載され、まさにスポーツバイクといえる仕様となっています。
カラーバリエーションは、黒い車体にフォークやホイールの青が映える「ダークグレーメタリックG」のみ。価格は178万2000円です(税込)。
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