女の子が苦手でうまく話すことすらできない純情なヤンキーと、なぜか緊張しないで話すことができる女の子との恋愛未満なやり取りにヤキモキさせられる漫画「女が苦手なヤンキーと少女の話」が、シリーズを通してしんどさが振り切れています。作者は『クラスメートは全員メガネ?』『生徒会のヲタのしみ。』を手がける漫画家の丸美甘(@maru3kan)さん。
図書館に課題をしに訪れたヤンキーの熊田くん。ヤンキーというだけでみんなから怖がられていますが、実は同級生の女子ともうまく話すことができないほど女の子が苦手です。そんな熊田くんの視界に入ったのが、高いところの本を取ろうとしている小学生くらいの小さな女の子、さやかちゃんでした。
女の子が苦手な熊田くんは一瞬ひるんでしまいますが、勇気を振り絞って本を取ってあげます。怖い顔で本を渡す彼を怖がるでもなく、さやかちゃんはお礼をしたいとぐいぐい寄ってきます。熊田くんは女の子が苦手なので「寄ってくんな!」と拒みますが、さやかちゃんは物怖じしません。
熊田くんの課題の間違いに気づいたさやかちゃん、お礼に勉強を教えると申し出ます。子どもに勉強を教わるなんて「ダセェ」と拒否していた熊田くんですが、問題の解き方を教えてくれる彼女に感心。「おまえすげえな!」と頭をぽんぽんとなでてあげます。「子ども相手ならそんなに緊張しない」ということに気づいた熊田くんですが、しかし……。
帰ろうとするさやかちゃんに「最近物騒だから次は親と来いよ」と気遣いを見せたところ、実は同じ高校生だったと告げられます。彼女のコートの下には制服、小学生に見えてれっきとした高校生だったのです。
そしてもうひとつさやかちゃんには秘密がありました。帰り道で「図書館に通い続けて1か月。やっと隣のクラスの熊田くんと話せた。やった〜」と喜ぶ彼女。なんと熊田くんに恋する少女でもあったのでした。話ができて良かったね!
その後公開されたエピソード2では、学食で2人が会って一緒に昼休みを過ごすお話が描かれています。見た目が小学生だからといってさやかちゃんに膝の上に座るよう言ってしまう熊田くんに、それをチャンスと思って座ってしまうさやかちゃん。2人の関係性と気持ちの行き違いが読んでてヤキモキさせられます。
どうしてもさやかちゃんを小学生扱いしてしまう熊田くんと、子ども扱いだからこそ甘えさせてもらえるさやかちゃん。そんな2人の恋愛未満なかわいいやり取りに「しんどい」「かわいい」の声が続出しています。Twitterでは今後も新作が投稿されていくとのことで、2人がどう進展していくのか見守っていきたいですね。
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