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「ソーシャルゲームの属性相性考察」にさまざまな意見 「複雑過ぎると覚えられない」「ポケモンが一番やばい」

結局は製作者の調整次第なのかもしれません。

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 Twitterユーザーの春さん(@haruofhennano)が制作した、「ソーシャルゲームによる、属性相関図によるゲーム全体のバランス構築時における問題と傾向」にさまざまな意見が集まっています。あなたの遊んでいるゲームは属性相性バランス、ちゃんと取れていますか?



 現在運営されている多くのソーシャルゲームでは、キャラに「属性」が設定されています。「属性」はゲームによってさまざまで、「火水雷」でじゃんけんのような3すくみのシンプルなものから、そこに「土」や「風」が加わって4すくみ5すくみになっているもの、独立した「無」属性があるもの、「光闇」の2すくみが別に存在するもの、属性の名称が「天・明・魔」とか独特なもの、とにかく属性の数が多いもの……などなど、ゲームの数だけ属性相性が存在するといっても過言ではありません。


ソーシャルゲーム スマートフォンゲーム 属性 相性 相関図 考察 よくある属性相性相関図

 今回の春さんの考察では、最初に「パズドラ」でおなじみの“3すくみ2対”から紹介。これは「火水木」が得意属性には攻撃力2倍、苦手属性には攻撃力半減の3すくみとなっているのとは別に「光闇」の2すくみ属性があり、光と闇は「火水木」の3属性にダメージを等倍で与えられるというものです。

 全5属性あるためキャラや戦略性に幅が出るものの、問題は「2対が強くなりすぎてしまうことが多い」と春さんは考察しています。扱いを間違えると「光か闇だけ育てておけばいい」というバランス崩壊を招きかねません。また、パズドラのヒットにより、この相関図が大流行してしまいました。

 続いては属性4つでそれぞれ「得意」「苦手」「等倍(相性なし)」が設定された“4すくみ”。春さんによると「バランスは取りやすいものの相性がついていない属性で殴った方が手っ取り早いという結論に至ることも多いので4すくみを生かしきれないことも多い」とのこと。等倍にある2属性だけ育てておけば、常に「得意」か「等倍」で戦えてしまいます。

 次はシンプルな“3すくみ”。どんなときでも相性がつくためプレイヤースキルを求めるようなゲームや音ゲーなどのジャンルで取り入れられていることが多いとのこと。RPGだと、属性が重要すぎてバランスが崩壊してしまいがち。また、3種しかないため、キャラのバリエーションも乏しくなります。


ソーシャルゲーム スマートフォンゲーム 属性 相性 相関図 考察 発展形……のはずなのですが

 さらにここからは、ここまでの属性を発展させたり問題を解決するべく作られた“4すくみ1外”“5すくみ”“4すくみ2対”などが紹介されていますが、どれも「相性がない属性で殴ればいいんじゃない?」問題にたどり着いてしまいがち。また、5すくみになると「ユーザーが覚えられない」という問題も発生してきます。


ソーシャルゲーム スマートフォンゲーム 属性 相性 相関図 考察 属性相性の深淵

 そしてさらに属性相性の深淵ともいえる「五芒星」が登場。5属性全てが「強い」「非常に強い」で全てに相性が割り振られた複雑さとなっており、「ユーザーは覚えられない」の一言でバッサリ。最後は「サムライライジング」の相関図(今までのネーミングからすると“6すくみ2対1外”)が「狂気の沙汰」として紹介されています。

 この考察にリプライ欄では、さらにさまざまなゲームの属性相関図が登場。“3すくみ2対2対”や“7すくみ”“3すくみ2対2特殊1外”、もはや図で表せないため表になっているものなどさまざまな属性相関図が寄せられていました。ゲームによって属性はさまざまですね。





















 そんななかでも際立っていたのが、国民的人気ゲーム「ポケモン」の相性。第6世代では全18タイプあって得意不得意数はタイプによってバラバラ、「抜群」「いまひとつ」「効果がない」の3種があり、さらに複合タイプまであるという冷静に考えたら最も狂気の奥底にいるゲームとなっています。全部暗記している人どれぐらいいるんでしょうか……。



 春さんは「ゲームにおいてどのような属性相関を築けばいいのか、という問に対して正解はないといえるのではないでしょうか」と結論づけているのですが、ポケモンがこの複雑さであることを考えると実際その通りなのかもしれません。

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