アートユニット「現代美術二等兵」のふじわら(@f2touhey)さんが制作した作品「スタッフロールが流れ始めると、すぐにスマホをいじるやつ」が見事な再現度です。
映画の本編が終わったあとに流れるスタッフロール(クレジット)。人によっては物語の余韻に浸る大事な時間でもあったりしますが、時折見かけるのが「すぐにスマホをいじり出す人」。模型として立体化された同作品では、まだ真っ暗な映画館でスマホの画面をつけたことで、1人だけ悪目立ちする様を表現しています。俯瞰して見ると分かりやすい。
すこし明るさを強調しているようにも思えますが、暗い劇場内では本当に明るく感じるんですよね……。
投稿したふじわらさんも映画館で遭遇したそうで、みんなお金を払って映画を見ているのに「なに雰囲気こわしてくれてんねん! そとでやれ!」という思いがあったようです。Twitterのコメントでも共感の声が多く寄せられていますが、上映中は携帯(スマホ)の電源を切るのが鑑賞マナーなので心当たりがある人は注意しましょう。
発想もすごいですが模型としての完成度も高く、この劇場全体が手の平サイズということにも驚きます。制作時間は、時間の空いたときに少しずつ進めて3週間くらいとのことでした。
ちなみに「現代美術二等兵」のふじわらさんと籠谷シェーンさんは、11月17日に大分県立芸術文化短期大学にて講演会「たどり着いたらいつも駄美術」を開催予定。聴講は予約不要の無料(定員200人程度)なので、近所で気になった方はサイトをチェックしつつ参加してみると面白いかもしれません。また同ユニットによる“駄美術”の作品展も、同大学付属の図書館にて開催予定となっています。
画像提供:現代美術二等兵ふじわら(@f2touhey)さん
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