1972年から73年にかけて放送された円谷プロ制作の特撮番組「ミラーマン」「ファイヤーマン」「ジャンボーグ9(ジャンボーグA)」のコミカライズ作品が電子書籍となって11月30日に発売されることになりました。変身ブーム直撃のアラフィフ世代が感涙するやつだこれ。
3作品とも、『ウルトラ兄弟物語』『ウルトラマン80』など児童向けヒーローコミックを数多く手掛けた漫画家のかたおか徹治さんによるもので、テレビ放送当時、小学館の学年誌に掲載。40年以上前に描いた生原稿が最新技術で完全修復され、電子書籍となって復活を果たします。なお、3大ヒーローが描かれた表紙は、かたおかさんの新規描き下ろしです。
鏡京太郎が鏡の光でスーパーヒーローに変身する「ミラーマン」は、1971年12月から1年間放送され、最高視聴率27%を記録するなど空前の変身ヒーローブームの一翼を担った作品。地底の大陸・アバンからやってきた岬大介が変身する「ファイヤーマン」は円谷プロ創立10周年記念作として1973年に放送。立花ナオキが操縦するセスナ機が変形して巨大ロボットになる「ジャンボーグA」も1973年に放送され、物語の後半で登場した自動車から変形するロボットがジャンボーグ9でした。
巻末には、鏡京太郎を演じた石田信之さんのインタビューも掲載。石田さんは現在、がんとの闘病生活を送っていますが「僕が47年前に出演した作品を、これだけ皆さんがまだ憶えていて、こうやって応援してくださっていることに対して心から感謝しています。僕もスパークしますので、ぜひ読んでください」と力強いコメントを寄せています。
また、12月9日にはかたおかさんと石田さんによるトークイベントが新潟県で開催予定です。
(ADAKEN)
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