絶版車のパーツを再供給する日産の取り組み「NISMOヘリテージ」に待望の拡充。「R33型GT-R」「R34型GT-R」が対象となりました。
NISMOヘリテージは、日産とニスモ、オーテックの3社と部品サプライヤーが共同で絶版パーツの再供給を行い、長く愛車に乗り続けたい日産車オーナーを支援する取り組み。2017年に開始し、第1弾としてR32型のハーネス、ホース、チューブ、エンブレム、外装部品などを再生産しました(関連記事)。
具体的には、走行や車検に必要不可欠、あるいはメーカーでないと製造できないといった重要度の高い純正補修部品を優先的に再生産し、復刻生産が難しい部品についてはリビルトやオーバーホール、あるいはNISMOチューニングパーツによる代用部品の提案などとともに、「戻したい、直したい、また走らせたい」と考えるオーナーや販売店に向けて展開します。
今回新たに対象となるR33型とR34型とともに、R32型についても再生産パーツのラインアップを強化します。今なお人気の高い“第2世代”GT-Rの全車種が対象になるのは、クルマファンとしても待望となり得ますし、また新たなビジネスチャンスも生まれそうです。「末永く乗り続けたい」といった現オーナーだけでなく、当時は高額で諦めたのに、現代も程度のいい車両となればプレミアが付いてさらに価格が高騰していたりもするので、「直せる可能性がある」「直した個体を買える可能性が増える」ならば、買う側、売る側、近年では利用・シェアする側などにも選択肢が広がります。
再生産パーツは、全国の日産販売会社およびNISMOパフォーマンスセンター、NISMO大森ファクトリーで注文できます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「R32 GT-R」の絶版パーツを再生産 日産が「NISMOヘリテージ」開始、その意味は?
ホンダ、マツダに続いて日産も開始。R33/R34 GT-Rへの拡大も計画されています。 - 超レア? レストア作業中の「初代ロードスター」を公開 人気車種CX-8、ロードスターRFの純正カスタムカーも
これを見るとロードスターがだんだんほしくなってる……。 - うぉぉぉ、これをマジで売るの!? アストンマーティンが1960年代のボンドカー「DB5」を復刻生産 お値段なんと約4億円
もちろん「回転ナンバープレート」機能付き。【画像38枚】 - 何て美しすぎるEVなんだ ジャガー、あの「Eタイプ」のEV版を本当に市販化
これマジで売リ出すジャガーさんすごい。【写真11枚】 - なぜこんなにカッコいいのか プジョーが発表、「1960年代デザイン」の自動運転EVコンセプトカー
1968年登場「プジョー・504 クーペ」がモチーフ。