「お茶っこ」「本こ」――北海道・東北地方で使われることが多い方言「〜っこ」を紹介した漫画がTwitterで話題になっています。
漫画では、青森県南部地方出身の作者による「〜っこ」方言の使用例が取り上げられてます。使い方に地域差はあるようですが、お茶を指して「お茶っこ飲むが?(お茶飲む?)」と言ったり、アメのことを「アメっこ」と言ったり、名詞の後ろに「〜っこ」をつけて使うことが多いとしています。
かといって何にでもつけるわけではなく、犬のことは「犬っこ」というけれど、ねこにはあまり使わないので法則がよく分からないとのこと。作者は「ねこに『〜っこ』をつけて『ねこっこ』というと『こ』が連続してしまうから?」と推測しますが、カレイなどの魚の卵のことは「こ(子)っこ」ということもあるので「謎です…」と首をかしげるのでした。
漫画を描いたのはcakesに「母が死んだら、困る。」を掲載しているあべぴより(@abeyoriyori)さん。Twitterでは投稿に対し「うちも『お茶っこ』って使います」「『棒」のことを『ぼっこ』っていいます」と共感したり、「『ねこ』は『ねご』とか『ねっご』と発音します」と“こ”が濁るパターンもあると意見したりと、「〜っこ」を巡りさまざまなコメントが寄せられています。
中には、「『〜っこ』はいわゆる『指小辞』(小さい・かわいいなどの意味を加える接尾語)ですね」や「木や草の根を『ねっこ』、端を『はしっこ』というように、方言以外でも使う場合がありますよ」といった声も。確かに日本全体で使う例もある……1枚の漫画をきっかけに「〜っこ」談議が盛り上がっているようです。
画像提供:あべぴより(@abeyoriyori)さん
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