コラム
大人の皆さん、「平均」の意味ちゃんと分かってますか? 大学生の4人に1人が間違えた“小6レベルの算数問題”(2/2 ページ)
「計算できるけど、よく分かってない人」が意外に多いかも。
advertisement
回答
- 身長が163.5センチよりも高い生徒と低い生徒は、それぞれ50人ずついる
- 答え:×
- 100人の生徒全員の身長をたすと、「163.5×100」で16350センチになる
- 答え:○
- 身長を10センチごとに「130センチ以上で、140センチ未満の生徒」「140センチ以上で150センチ未満の生徒」……というように区分けすると、「160センチ以上で、170センチ未満の生徒」が最も多い
- 答え:×
(大学生数学基本調査より)
※答えが「×」になる問題は、反証となる「一部の数値が突出しているグラフ」などがイメージできれば解けるとのこと。
別の学力調査では「平均を求めさせる典型的な計算問題は、理系高校生の9割超が解ける」という結果が出ており、「大学生数学基本調査」の報告書では「平均を計算することはできるが、平均の性質や意味が分からない層がかなりいると思われる」と考察されています。残念ながら、社会に出てからも役立つ知識は、むしろ「平均の性質や意味」の方かもしれませんが……。
学部、偏差値などによる正答率。アルファベットは偏差値によって学校をランク付けしたもので、「国公立大学のS群」は90%超が正解。反対に「私立大学のC群」は、半数が誤答だったとのこと。また、学部による差もはっきり現れています(「大学生数学基本調査報告書」概要版より)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 何その計算方法!? 「ノートのマス目を九九で埋めて足し算するだけ」の筆算でケアレスミスが減らせるかも
桁数が多いときは意外と便利かも。 - 「40−32÷2=?」この問題、解けますか?
理系にはすぐ解けて、文系には解けない、とんち問答のような問題がネットで話題に。 - 「16×4は?」「68−4だから64」 小学1年生の掛け算の計算方法が斬新だと話題に
発想が見事。 - 「人類は恐竜と同時代に生きていた?」の正答率は40% 簡単そうなのに全問正解できない「国際調査に使われた“科学クイズ”」
「地球の中心部は高温?」「「電子は原子より大きい?」など全11問。2001年時点の平均正答率は54%。 - 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
ニュースなどでよく見る表現も、意外と分からん……。