【全文あり】NGT48山口真帆が卒業発表 「いまの私にNGT48のためにできることは卒業しかありません」(2/2 ページ)
山口さんを支えた、長谷川玲奈さんと菅原りこさんも卒業を発表しています。
山口真帆さんのあいさつ全文
私はアイドル、そしてこのグループが大好きでした。だからこそ、このグループに変わってほしかったし、自分がつらかったからこそ、大切な仲間たちに同じ思いをしてほしくないと、全てを捨てる覚悟でとった行動でした。
事件のことを発信した際、社長には「不起訴になった。事件じゃないってことだ」と言われ、そして今は会社を攻撃する加害者だとまで言われていますが、ただメンバーを守りたい、真面目に活動したい、健全なアイドル活動ができる場所であってほしかっただけで……。なにをしても、もうここには私がアイドルのできる居場所はなくなってしまいました。
目をそらしてはいけない問題に対して、そらさないならやめろ。新生NGT48を始められないというのが、このグループの答えでした。だけど、この環境を変えなければ、また同じことが繰り返されると思うし、ずっと耐えて最善を尽くしましたが、私にできたのはほんのわずかなことでした。私には、人の命より大切なものがなにか分かりません。大切な仲間たちが安全にアイドルをできる、毎日になってほしいと心から願っています。
そして、私がこうして世間に発信してからも寄り添ってくれたのは、「れな」と「りこ」と「もふ」でした。みんなの今後が決まったら、この発表をすると決めていました。いまの私にNGT48のためにできることは卒業しかありません。みなさまには本当に申し訳ないと思っています。たくさんの方が応援してくれて、私のもとには同じような被害にあった人からもメッセージが寄せられ、私を見て勇気や元気が出たとおっしゃって下さる方もいました。ですが、結果的にこのような形になってしまったこと、その方たちの希望をなくしてしまったのではないかと、とても申し訳ない思いでいっぱいです。
正しいことをしている人が報われない世の中でも、正しいことをしている人が損をしてしまう世の中ではあってはいけないと私は思います。たくさんの方が私のために自分の時間を削って、私のことを支えてくれました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今後は皆さんご自身のために楽しいことに時間を使い、幸せになってほしいです。みなさんが私に幸せになってほしいと願ってくれたように、私もそう願っています。
そして、私をいままで支えてくださったファンのみなさん、このような形で卒業することになってしまい、本当に申し訳ありません。以前のように歌って踊って、毎週のように握手会があって、お互いに「またね」って言い合いたいのですが、5月5日と6日の握手会で最後の握手会になります。いままでお休みをさせていただいていた握手会もここで振り替えをさせていただきます。ここでまたねの続きができたらうれしいなと思います。ここでは一緒に夢の話をしましょう。
そして、最終活動日はれなとりこと一緒に5月18日の卒業公演になります。ケガで今日の公演に来られていなかったりこ(※一部出演となっていました)とリハビリを頑張って、またステージで笑顔で、今度は夢に向かって歩いて行く姿を、みなさんに見せられることができたらうれしいです。私がこれからできることは、いまの苦しい姿ではなくて、笑顔で幸せな姿を見せて、みなさんに元気を与えることだと思います。みなさんが私を助けてくれたように、私も困っている人に手を差し伸べられる人でありたいなと思います。一人の人として、またみなさんに愛してもらえるように頑張ります。
そして、今回のことで私はNGT48にならなきゃよかったんじゃないかって思うこともありました。だけどやっぱり、こうしてみんなとステージに立って、みんなで公演をしてファンの方に声援をいただいて、メンバーのみんなやファンのみなさんと出会えたことが幸せです。NGT48になってよかったなと思います。メンバーのみんなにもファンのみなさんにも、これからの人生真っすぐ生きて、みんなには笑顔で笑っていてほしいなと思います。残り1カ月もありませんが、最後まで一人の人としても、NGT48として、みなさんに今度は笑顔でまたお会いできたらうれしいなと思います。あと少しの間ですが、どうぞよろしくお願いします。
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