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目から涙ではなくマヨネーズが出てくる不思議な病気にかかった少女の漫画が、読者の涙を呼んでいます。漫画家の阿呆トロ(おいたん)さんが自身の作品『怪病医ラムネ』(シリウスコミック)の一編をラムネの日(5月4日)にTwitterで公開したもので、14万を超えるいいねを集める反響を集めています。
目からマヨネーズやしょうゆなど調味料が出てくるようになった人気子役の琴。普通の病院では相手にしてもらえず、不思議な病気「怪病」を専門とするラムネ先生を訪れます。
厳しいステージママの「涙は演技にとっておきなさい」という言葉で本当の泣き方を忘れてしまった琴。母親は娘を売れっ子にすることばかり考え、寂しく思いながらも我慢していた琴は、感情を出さない代わりに調味料が感情として出るようになってしまったのでした。
自分の感情を押し殺したことで、琴はついに倒れてしまいます。「ママの作ったご飯が食べたい」という琴の本音を引き出したラムネ先生は、母親に琴を救う代償を払う気はあるのかと迫ります――。
「目からマヨネーズが出る」という出だしに、「はじめはギャグかと思っていたけれど最後は感動した」と目から塩水が出る人が続出。奇抜な設定で興味を引き、親子のドラマで引き込んでいく展開が見事です。
『怪病医ラムネ』は、心が弱った人を襲う奇妙な「怪病」を、口は悪いけど優しいラムネ先生が治療していく物語。他にも「陰茎が竹輪になる」「指先が唐辛子化する」などのエピソードがあり、マガジンポケットで連載中です。Twitterで話題になったことで、一時は一部オンラインショップで紙版の単行本が在庫切れとなっていました。
「調味料の涙」全編
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