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京都祇園祭が創始1150年 安全確保とゴミ対策のためクラウドファンディングで支援募集

2017年以来毎年実施しており、今回で3回目。

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 京都の代表的な祭り、祇園祭は2019年で創始1150年。その山鉾行事を運営する祇園祭山鉾連合会が、祭りの安全確保とゴミ対策を目的に、クラウドファンディングサイトのMakuakeで支援を募っています。


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 祇園祭は京都の各町が巨大な山鉾(やまぼこ)を引いて市街を巡行する、大規模な祭事。毎年100万人に及ぶ見物客で賑わう一方で、混雑に伴う危険性や、大量に発生するゴミへの対策コストが町や山鉾連合会への負担となっていました。


祇園祭 山車(だし)の一種、山鉾が京都の町を進む。ものすごい混雑で、警備の困難さが想像されます

 こうした背景から、プロジェクトは2017年にスタート(関連記事)。当時は目標額の300万円を1日で調達し、地元の負担を大きく軽減しました。続く2018年の実施でも無事成功。資金は祭りで出る大量のゴミの分別と減量を目指す「祇園祭ごみゼロ大作戦」へ提供され、安全で美しい巡行を実現したといいます。


祇園祭

祇園祭

 プロジェクトが3回目となる2019年も祇園祭の抱える課題に変わりはなく、再び正面から取り組むと、山鉾連合会はコメント。今回は京都経済センター2階イベントホールにて、6月29日から「創始1150年フェスタ」を開催し、山鉾の頭の展示や、おはやしの体験コーナーなどを催します。会場にはクラウドファンディングコーナーも設けられ、Makuakeスタッフのサポートのもと、その場で支援ができるとのことです。

 目標額は第1回と同じく300万円で、執筆時点では71日の期間を残しながら93万5000円の資金を集めています。支援コースは5000円からとなっており、祇園祭オリジナルの手ぬぐいや扇子といった返礼品が用意されています。


祇園祭 オリジナル手ぬぐいは5000円コースの返礼品。写真は1万円コースのもので、厄除けの護符入りちまきも付いている

祇園祭 扇子は2万円コースで

祇園祭 八坂神社への正式参拝と、神職の講話、交流昼食会に参加できる10万円のコースも(限定50人)

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