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ドワンゴは5月28日、企業やユーザーが動画や生放送、記事コンテンツを配信できるプラットフォーム「ニコニコチャンネル」で、月額料金を払っている会員数が100万人に達したと発表しました。年間のユーザー課金額は55億円超に上るとのことです。
ニコニコチャンネルは2008年3月にサービスを開始。専門知識不要でチャンネルを開設でき、有料チャンネルでは収益を得ることが可能。人気ゲームシリーズや著名人などが月額会員に限定コンテンツを配信できるファンコミュニティーとして活用されています。
19年3月期(18年4月〜19年3月)には月額会員が過去最高の30万人増となり、成長率は前年の5倍に。19年2月に月額会員数が90万人を突破してから3カ月、4月25日に100万人に達したとのことです。
18年12月時点で8563チャンネルが開設されており、有料チャンネルは1470。19年5月時点で、上位100チャンネルの平均収益額は1億円以上、上位5チャンネルは平均4億円を超えているといいます。
今後、チャンネル生放送に、視聴者が配信者に贈れる「ギフト」機能や、生放送で利用できるゲームやツール、商品などを動画プレーヤー下部に貼り付けられる「ニコニコ新市場」を追加するなど、サービスを拡充していくとのことです。
niconicoの屋台骨だった有料会員数は19年3月末に180万人にまで落ち込み、親会社カドカワの「Webサービス事業」セグメントは19年3月期、前期に続いて営業赤字でした。今期は黒字化を掲げており、ニコニコチャンネルの成長は明るいニュースになりそうです。
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申し込みは5月31日までなので注意。