「誰だよ」「いや俺やで?」 創作に関わる人はこれくらいのメンタリティでいてほしい、という漫画に共感集まる(1/3 ページ)
全てをポジティブに乗り切るメンタリティを見習いたい。
「何様のつもり?」と言われれば「いや、俺やで」、「基礎力ゼロ」と言われれば「成長する選択肢しかない」――ポジティブなクリエイターを描いた漫画「創作に携わる、すべての人にこれくらいのメンタリティでいてほしい」が力づけられる内容です。
出版プロデューサーの遠山怜(@pagannpoetry)さんがnoteで公開した作品。2018年に公開されたものですが、最近「創作に携わる人に見てほしい」と拡散されています。漫画は3本立てで、遠山さんが創作するということに関して思っていることを描いています。
創作に携わる、すべての人にこれくらいのメンタリティでいてほしい1
最初のお話では、街頭で作品を発表する創作者(主人公)に、批評家が「下手くそ」などきつい言葉を投げかけます。しかし創作者はとことんポジティブ。「実績もないのに何様のつもり?」と問われれば「俺やで」と返し、「知らないし」と言われれば「今知ったよね」と返します。そして最後には、「プロでもないくせに」と言う批評家に、人間は生きている限り世界に自分を開示しており、それは存在証明であって封殺してはいけないと説きます。
「真っ当な批評ならともかく、手慰み程度の冷笑には『いや、俺やで?!』くらいの姿勢でいてほしい。『なんで俺のこと知らへんの?』『おっくれてるぅ〜』。そういってふんぞり返っていて欲しい」。遠山さんは漫画にこんなコメントを添えています。
創作に携わる、すべての人にこれくらいのメンタリティでいてほしい2
次のお話は創作に邪魔が入ったときのお話。街中で絵を描いている創作者に、通りすがりの人があれやこれやと声をかけてきます。ある人は「よくやるよね」「誰も見てないしファンだっていないんでしょ」と揶揄しますが、創作者は「あなたがファン第1号になってくれる、という申し出?」とポジティブシンキング。「基礎がなってない」と言われれば「成長する選択肢しかない」、「こんなので成功したやつはいない」と言われれば「私が初の成功例ってわけですね」と前向きにかわしていきます。
そして、人と比べてしまって絵を描くことが楽しくなくなった――自分自身の声が創作の邪魔になってしまった――人が声をかけてきます。創作者は彼女に「情熱の炎は弱まりはするけどそうそう消えない」と前向きなアドバイスを与えるのでした。このお話に、遠山さんは「自分であること、ありつづけることを、あきらめてはいけない」というコメントを添えています。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「15時間後に締め切りが迫った漫画家の修羅場」描いた漫画 リアルさに震え、友情の奥深さに引き込まれる
夢をかなえた漫画家と、諦めた友達の関係がぐっとくる。 - 「諦め方は知らなくていい」 夢を捨てようとする女子高生と不器用なレンジャーおじさんの漫画に「泣いた」「凄く刺さりました」
あきらめないことも才能のひとつ。 - 「なぜ私たちは創作するのか」 “夢を諦めかけている人に伝えたい漫画”が胸にグッとくると話題に
自分の作品を我が子に例えた名作。 - 神絵師のメイキング動画をまねてもうまく描けない…… それでもあきらめず努力する漫画に共感と激励の声
絵に限らずですが、まずうまい人のマネができるレベルの技術が欲しい……。 - 「フォロワーさんの存在ってものすごく大きい」 不安と戦うSNS絵師に“いいね”が与えるパワーを描いた漫画に共感
ステキな作品を見つけたら積極的に“いいね”したくなる漫画。 - 神絵師は「ずるくない」! 神たちの努力量を分かりやすく説明した漫画がハッとさせられる
制作時間は1時間(ただし下積みは2万時間)。 - 子どものころは“将来の夢”を応援してもらえたのに…… いつしか夢を否定されるようになり覚めてしまった漫画が泣ける
いつ夢から覚めてしまったの?