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イーロン・マスクの「ニューラリンク」、脳埋め込みインタフェースを2020年にも臨床試験 iPhoneアプリで管理

脳をBluetoothで無線接続。

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 イーロン・マスクが設立したスタートアップ「Neuralink(ニューラリンク)」が7月17日、脳埋め込みインタフェースに関する発表を行いました。2020年には臨床試験を開始する見込み。脳にチップを接続し、考えただけで電子機器が操作できる時代がすぐそこに……!

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発表の様子

イーロン・マスクの「ニューラリンク」、脳埋め込みインタフェースを実用化へ 2020年に臨床試験

イーロン・マスクの「ニューラリンク」、脳埋め込みインタフェースを実用化へ 2020年に臨床試験

 「thread(スレッド)」と呼ばれる直径4〜6マイクロメートル(頭髪の4分の1程度)の糸状のものを脳に埋め込み、「N1」と呼ばれる皮下(頭蓋骨)に固定した約4ミリ四方のチップと連結。N1は最大10個設置可能で、threadsを通し集められた脳の信号は耳の裏に装着するデバイスに送られます。デバイスはBluetoothでiPhoneに無線接続し、アプリで管理します。

イーロン・マスクの「ニューラリンク」、脳埋め込みインタフェースを実用化へ 2020年に臨床試験 thread1本1本は非常に細い

イーロン・マスクの「ニューラリンク」、脳埋め込みインタフェースを実用化へ 2020年に臨床試験 「N1」チップ

イーロン・マスクの「ニューラリンク」、脳埋め込みインタフェースを実用化へ 2020年に臨床試験 耳の裏にデバイスを装着

イーロン・マスクの「ニューラリンク」、脳埋め込みインタフェースを実用化へ 2020年に臨床試験 iPhoneアプリで操作する

 脊髄損傷などによりマヒを負った患者を助けることが目的。長期的には急成長を遂げるAIへの対抗手段にしたいというマスク氏の理念も背景にあります。とはいえ当面の目標は、1分間に40語の入力を可能にすることとのこと。

 既にサルを使った動物実験で一定の成果を挙げており、サルの脳波を使いPCの操作に成功。あくまでも安全性を第一に、レーシック手術のような手軽さで生活に浸透させることを目標に掲げています。

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