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明治を代表する作家・夏目漱石は、作中で「当て字」を多用したことで知られています。漱石が用いた当て字には、当時は一般的な表記だったものから、漱石独自のものまでさまざまです。
今回も、前回に引き続き漱石が用いたいろいろな当て字を、クイズ形式で出題します。読めるかどうか、チャレンジしてみてください。
ライター:ながさわ(Twitter:@kaichosanEX/ブログ:四次元ことばブログ)
数百冊の辞書を保有する辞書コレクター。暇さえあれば辞書を引いている。「四次元ことばブログ」(http://fngsw.hatenablog.com/)で辞書や日本語について発信中。
今回も、音で考えれば分かるもの、意味から当てたものとさまざまです。見たことがない表記でも、頭を働かせて考えてみれば読めるかもしれません。
なお、漱石自身は、実はそれほど漢字表記にこだわりはなかったようです。そもそも明治期には、現代のような「一つのことばに一通りの書き方が対応する」という規範も一般的ではありませんでした。漱石を通じて、当時の柔軟な表記を味わってみてください。
【問題】執濃い
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