advertisement
毎年2回、夏冬に開催されている同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)」。
コミケには、ある種の伝説とされている現象があります。それは夏開催時に、混み合う参加者たちの熱気によって天井付近にできるという「コミケ雲」。近年では2013年のコミックマーケット84で発生し、話題になりました。
熱狂した音楽ライブなどで似た現象が発生することもありますが、東京ビッグサイトのように広く、風通しがある空間で雲ができるのは並々ならぬ事態。今回は「コミケ雲」ができる理由を科学的に考えてみます。
※2019年は東京オリンピック・パラリンピックの影響で東展示ホールが使用できず、例年とは異なる開催形態となりますが、記事中では「過去に発生したコミケ雲」に合わせて、東展示ホールでの発生条件を考えています。
コミケ雲とは何なのか?
人が集まって雲ができるのは、汗などの水分が空間の湿度を上げるから。しかし、単に湿度が高ければ雲ができるというわけではありません。加湿器を置いただけで室内に霧がかかってしまったら大変です。
白く見える雲や霧の正体は、空気が冷えて「飽和水蒸気量」(空気が含むことのできる水蒸気の量)が小さくなり、水蒸気が細かい液体に戻ったものです。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 伝説の「コミケ雲」ができる条件を科学的に考える
雲ができるほどの熱気とはいったい……。 - 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
ニュースなどでよく見る表現も、意外と分からん……。 - 「稟議=りんぎ」「洗浄=せんじょう」ではない? 現代人には分からない“漢字の本来の読み方”
学校のテストで書いたら、逆に減点されそう。 - ディズニーランドを貸し切りにするのが異常に難しい「お金以外」の理由【漫画版】
ぐぬぬ……。 - Suicaはなぜ「充電なし」でいつまでも使えるのか?【漫画版】
サイズ的に電池入ってなさそうだけど。 - 「大人」の読みは「おとな」じゃなかった! 「大人500円 小人200円」の読み方は?【漫画版】
「小人」も読めない。