ニュース
シヤチハタ、「迷惑行為防止スタンプ」を試験販売 特殊インクの証拠マークを押せるハンコで痴漢の抑止力に
アイデアは5月ごろにTwitterユーザーの議論で生まれ、メーカーへ要望されていました。
advertisement
「痴漢への対策・抑止力として、犯人の手に証拠を残せるスタンプはどうか?」――5月ごろにTwitterで寄せられた提案(参考:Togetter)について、シヤチハタが実現に向けて動きました。「迷惑行為防止スタンプ」として、公式ショップ「シヤチハタ アンテナショップ」にて8月27日から500個限定の試験販売を開始します。
UV発色インクを使用したスタンプ。押した場所は太陽光や照明の下では無色透明に見えますが、付属のブラックライトを当てると手形のマークが浮かび上がります。また、本体にはリールコードが付いており、カバンやポケットに取り付けたまま取り回せます。
同社は試験販売を通じて、抑止力や実用性を検証。使用者の意見をもとに改良を加え、正式な発売に向けて開発を進めるとのことです。
なお、誤認やイタズラで押される懸念について、編集部が広報に問い合わせたところ、「『むやみに押さない』などの注意文を入れている」との回答。「あくまでも抑止力としての使用を期待」しており、使用者側に判断を求めるところもあるため適切な使用が望まれます。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「痴漢撃退」機能に注目集まる「Digi Police」とは? 警視庁に開発経緯や普及具合を聞いてみた
生活圏が東京都以外でも大半のコンテンツは機能します。 - iPhoneの機能を悪用した“AirDrop痴漢” 被害にあった人の体験談漫画に反響
被害を受けたら警察に相談を。 - 防犯ポスターに「短いスカートが性犯罪を誘発」 批判受け菅公学生服が謝罪
「性犯罪の被害者に責任を負わせている」と批判が集まっていました。 - 現役学生が考えた「痴漢抑止バッジ」 2018年の最優秀作は?
来春からOsaka Metroの駅売店などや通販で買えます。 - 「昔、本屋で出くわしたぶつかり男」の漫画 新宿駅の“女性にわざとぶつかる男”動画がきっかけで「私もやられた!」の声続々
怖いけど、できるだけ家族や友人、警察、お店の人などに相談したい - 【追記】「あの人、逮捕されたらしいよ」愛知県警察・痴漢撲滅ポスターに批判集中し撤去 県警「犯罪を思いとどまってほしいという趣旨」
愛知県警に取材しました。※追記あり