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アメリカレコード協会(RIAA)は9月5日、2019年度上半期の米国の音楽市場の動向について発表しました。これによると、定額(サブスクリプション)サービス加入件数は6110万件を突破。また、売上の80%がストリーミングによるものだったことが分かりました。
その一方で楽曲のダウンロード販売は右肩下がりで推移しており、2018年度上半期の売上が5億6100万ドルだったのに対し、2019年度上半期は4億6200万ドルに。またCDなど物理メディアの売上は全体の9%にとどまりました。
小売全体では2018年度上半期の46億ドルから、54億ドルへと大幅に増益。今後定額サービスの勢いがまだまだ続きそうです。RIAA代表のミッチ・グレイジャー氏は「音楽は米国のGDPに年間1430億ドルの貢献があり、15万7000以上の音楽関連の職種と、200万以上の職業を生み出しています。健全な音楽業界は健全な米国経済を後押しします」とブログ上に声明を公開しています。
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