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香港で10月1日、抗議活動中に警官に撃たれ、重症を負った高校2年生の生徒が無事に手術を終えたと現地メディアが伝えています。
事件は1日の16時ごろに起こったもの。デモ参加者が警察と衝突し、傘や鉄の棒などで攻撃を加えたところ、警察官が至近距離から当該生徒の胸をめがけて発砲。香港ではこれまでもデモ隊と警察の衝突中に警察による威嚇射撃が行われることはありましたが、実弾によるけが人は今回が初。
蘋果日報によると、銃弾は心臓と大動脈を傷つけることなく、肺と心臓の間を通過。生徒は手術を無事終えたとのことです。
生徒が通う何傳耀紀念中学前には2日朝に300〜400人ほどが集まり、撃たれた生徒への支援と警察への抗議を表明しました。香港警察長官は1日夜に会見を開いており、同日の暴動で25人の警官が負傷し、180人以上を拘束したと発表。発砲については正当防衛であり、適切な対応だったと強調していました。
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