advertisement
経済アナリストの森永卓郎が、消費税増税による日本の景気動向を予測した。
10月2日(水)のニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」では、消費税が10%に引き上げられたことで全国でトラブルが続発したという事象を解説。消費税率が8%から10%に引き上げられた10月1日、全国各地で増税を巡るトラブルが続発し、回転ずし大手の「スシロー」では、およそ4割弱の店舗がシステムトラブルのため会計時に消費税が「0%」となる障害が発生。鉄道各社でも発券トラブルがあり、波乱の増税初日となった。
この増税で、今後日本の経済はどうなっていくのか。同番組に生出演した森永はこのように語った。
「増税前は軽減税率とポイント還元でお得とやってきましたが、おそらく今後、消費は冷え込むと思います。エコノミストは駆け込み需要の反動で、年明けは回復すると言ってますが、わたしはそんなことはないと考えています」
今後、消費は冷え込んでいくと予想したが、その根拠はいかに。
「というのも、今回の増税は景気が悪い中で実施してしまったこと。7月の実質賃金が1.7パーセントも落ちていることを考えると、実質所得は3パーセントくらい落ちるんです。7〜8割の確率でデフレ経済に戻るだろうと思います」
そして、こう付け加えた。
「わたしの予想は3割当たって、7割の確率で外れます」
Copyright Nippon Broadcasting System, Inc. All Rights Reserved.