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スコットランドの暴れん坊に日本刀を贈呈、ラグビー日本代表リーチ・マイケル主将の粋な計らいが話題に

日本対スコットランド、激戦の後に訪れる美しきスポーツマンシップ。

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 10月13日に行われたラグビーW杯日本対スコットランド戦で無念の敗退となったスコットランドのジェイミー・リッチー選手がInstagramを更新し、日本代表の主将リーチ・マイケル選手から日本刀をプレゼントされたことを日本への感謝とエールを交えて報告。そのやりとりに「愛すべき光景」「日本はノーサイド精神が分かってる」など称賛の声があがっています。

ラグビーW杯 スコットランド ジェイミー・リッチー 日本刀 リーチ・マイケル
日本の主将リーチ選手から日本刀をプレゼントされたジェイミー・リッチー選手。2人の晴れやかな表情よ(画像はジェイミー・リッチーInstagramから)

 日本は史上初の決勝トーナメント進出、スコットランドは負ければ予選敗退という大一番。両者負けられない試合は接戦となり、日本にリードされイライラが募っていたスコットランド。中でもジェイミー選手はラフプレーを連発、後半28分には日本の田村優選手とつかみ合いとなり両チームに緊張が走った場面もありました。

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日本戦でのジェイミー・リッチー選手(画像はジェイミー・リッチーInstagramから)

 そんな激戦の後、ジェイミー選手がInstagramに投稿したのは、日本の主将リーチ選手と仲良く並ぶ2ショット。その手には日本刀が握られており一見穏やかではないですが、ジェイミー選手によると、この日本刀は試合後にリーチ選手からプレゼントされたものだといいます。

 予想外のプレゼントにジェイミー選手も感動した様子で、「昨夜はタフな戦いだった。結果や家路につくことは残念だけど、日本の方が優れていた。日本代表からこの刀をいただけてうれしい。試合中は戦場みたいなものだが、試合終了の笛が鳴ったらそこには相手へのリスペクトしかない。日本はすばらしいホスト国だった、次の南アフリカ戦の健闘を祈る。W杯はすばらしい経験だった。僕らへのサポートをありがとう、そして強くなって戻ってくる」と日本にエール。並んで写る2人のすがすがしい表情に心が洗われる1枚となっています。

 ちなみに日本代表はジェイミー選手をスコットランド戦のマン・オブ・ザ・マッチ(試合における最優秀選手)に選出しており、選出した選手に日本刀をプレゼントするのだそうです。ロシア戦でもマン・オブ・ザ・マッチに選出したキリル・ゴロスニツキー選手に日本刀をプレゼントしていました。


 そんなジェイミー選手の投稿に、試合中つかみ合いとなった日本の田村選手もTwitterで反応。「昨日はありがとう、ちょっと取っ組み合いになっちゃってごめんね」とツイートすると、リッチー選手もこれに「君もいいプレーだった。もうわだかまりはないぜブラザー。南アフリカ戦、頑張ってくれよ!」と返信。一触即発の雰囲気から、友情すら感じさせるスポーツマンシップにラグビーの奥深さを感じたファンも多そうです。


 この一連のやりとりにファンからは「愛すべき光景」「ラグビーって最高! 感動した!」「日本はノーサイド精神が分かってる」などスポーツマンシップをたたえる声が多数寄せられています。なお、日本代表、次戦は10月20日の準々決勝で優勝候補の南アフリカと激突。強敵ですが、身も心も美しいプレーでまた魅了してほしいですね。


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