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「発音できない看板」として有名だったショッパーズ長浜店の看板「ンョ゛ハー゛」が、10月26日をもって撤去されました。Twitterでは「嘘だろ……」「一目見たかった」など悲しみの声が上がっています。
頭文字だけ点かないパチンコ屋のネオンや、識別不能なくらい剥げ落ちたペンキ絵など、劣化によって「おっ」と目を引く姿へと変身した看板たち。その最たる例としてTwitterユーザーに親しまれたのが、スーパーマーケット「ショッパーズ長浜店」(愛媛県大洲市)でした。
「シ」→「ン」、「ッ」→「゛」、「パ」→「ハ」、「ズ」→「゛」と大胆にパーツが欠落した結果、「ンョ゛ハー゛」なる破壊力抜群の単語が誕生。牧歌的にほほ笑むイラストとのギャップがシュールな笑いを誘います。
看板を紹介するツイートがネットで話題になると、読み方は分からないのに頭の中で反すうしてしまう「ンョ゛ハー゛」中毒者が続出し、実物を一目見るためにお店を訪れる人まで現れました。
二度と見られない「ンョ゛ハー゛」を惜しむ声が上がる一方で、「看板の撤去は英断だった」とみる人も。
ショッパーズ長浜店のある愛媛県大洲市では、冬から春にかけて、霧と冷気を伴う強風「肱川あらし」が吹きすさびます。風に飛ばされた「ンョ゛ハー゛」が望まぬ事故を起こしてしまったら、もう看板のイラストのようには笑えません。遅かれ早かれ、いつかはお別れしなければならない運命だったのでしょう……。
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