「#山下にしとけ」のハッシュタグが発生
SNS上で、多くの視聴者からある疑問が持ち上がっていた。「そんなに引きずるほどマコチはいい男なのか?」問題である。それだけでなく、放送中には「#山下にしとけ」というハッシュタグが散見される状況に。「元カレはやめろ #山下にしとけ」とか「ハマケンが一緒のほうが楽しそう #山下にしとけ」とか「山下さんこそ巨大マグロ #山下にしとけ」といった具合だ。
確かに山下は素敵だった。漢字を読み間違えたマコチを馬鹿にするどころか、素直に間違いを認める態度に「器が大きい」と感動するポジティブシンキング。マコチの視線がユリカへ向けられていると気付き「ユリカさんにはまだ可能性がある!」と自ら身を引く謙虚な心。社会人として将来有望で、さらに優しき紳士でもある山下。結婚するなら彼のほうがオススメかもしれない。なるほど。ユリカ、山下にしとけ。
大半の登場人物が元カレと元カノを引きずっているドラマ
「モトカレマニア」はユリカ、マコチ、山下の三角関係では終わらない。今後、ややこしいキャラはドンドン投入されていく。
まず、マコチと同居しているさくら。そう、2人は付き合っているのではなく同居人である。でも、さくらはマコチを意識している。だからユリカのことを偵察したりする。なぜ、さくらはマコチを意識する? 実は、彼女も元カレのSNSを頻繁にチェックするモトカレマニアだった。さくらの元カレの写真を見ると、どこかマコチに似た雰囲気を漂わせていた。あと、山下の元カノ・むぎも気になる存在。実は、彼女も山下のインスタグラムを密かにチェックし続けるモトカレマニアだ。
つまり、このドラマに登場する人物の大半は元カレと元カノを引きずっているのだ。なんて、ギスギスした世界なのか! 柔軟剤の匂いだけで元カレから女の影を察知し、匂いだけで同居人の目星を付けてしまえるユリカの探偵っぷりは、よく考えると病的である。
第3話ではさくらが本格参戦し、さらにむぎが上京を果たす予定。山下に興味を抱く同僚・加賀千鶴(趣里)の存在も無視できない。次回でストーリーは一気に進みそうだ。なのに、ユリカ1人だけ停滞して後ろ向き……。
「妄想マコチ復活! モトカレマニア復活!」(ユリカ)
鈍いマコチから山下との恋を応援され、1話の状態に逆戻りしたユリカ。見ていて不憫(ふびん)だ。そりゃあ、「山下にしとけ」と言ってあげたくもなる。
寺西ジャジューカ
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