会社員の「風邪・インフルエンザ予防」に関するインターネット調査(養命酒製造株式会社調べ)にて、2018年の冬にインフルエンザにかかった際、22.1%が「治る前に出勤した」と回答したことが分かりました。
2019年10月16日〜17日の2日間、全国の20歳〜59歳(男女)のビジネスパーソン1000人を対象にした調査。昨冬はインフルエンザが全国で流行しましたが、同時期にインフルエンザに罹患した人122人に対して、かかった際に出勤したか質問したところ、「完全に治ってから出勤した」は77.9%で、「完全に治る前に出勤した」が18.9%、「休まず出勤した」が3.3%と、合計で22.1%が治る前に出勤したという結果が出ています。男女別の場合、休まず出勤した割合は、男性が1.6%、女性が5.1%。
感染力の強いインフルエンザは、かかってから出勤してよいとなるまで「発症後5日を経過し、かつ、解熱後2日を経過してから」と一般的に言われています(関連記事)。調査ではさらに、インフルエンザにかかったことを理由に受ける“インフルエンザ・ハラスメント”についてもアンケートを実施しており、受けた経験がある人は全体の3.7%と少ないものの、「休ませてもらえなかった」(20代女性)や、「仮病じゃないの?」と言われた例(40代男性)など、休みが取りづらい環境があることを感じさせる回答がみられます。
なお、2018年の冬に風邪をひいた割合は全体の56.7%で、インフルエンザをひいた割合は12.2%。行った予防策については、手洗い、うがい、マスク着用の順で高く、のどの乾燥を防ぐことでウィルス感染を予防する「のど飴をなめる」予防策は、知らない人が72.3%と多いという結果が出ています。
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